越谷市など埼玉県東部5市は14日、2015年度から22年度までの間、介護保険料で過大な徴収や誤還付があったと発表した。同じシステムだったことや、他市からの報告を受けて調べた結果、判明した。
越谷市の過大徴収は20件で46万1450円、誤還付は2件で3万5530円。春日部市は過大徴収49件で65万7710円、誤還付は20件41万6380円。草加市は誤還付のみで16件39万7890円。三郷市は過大徴収のみ3件で5万6500円。八潮市は過大徴収が11件27万5100円、誤還付は5件10万3300円。
年金から差し引く特別徴収分と納付書や口座払いの普通徴収分の二つの徴収方法で、本来分けるはずの納期の設定日を同じに設定してしまったことが原因としている。
過大徴収分は市からの返金手続きを早急に進め、誤還付分は介護保険法の時効により保険料の返還を求めないという。