“支える力”をプロバスケの舞台へ─八潮市の有限会社阿部製作所、サンロッカーズ渋谷とオフィシャルパートナー契約締結

構造物のプロフェッショナルが、Bリーグの舞台を支える。八潮発のものづくり企業が、スポーツと地域の未来に貢献へ。

2025年4月1日、埼玉県八潮市に本社を構える有限会社阿部製作所が、B.LEAGUE・B1に所属するプロバスケットボールクラブサンロッカーズ渋谷との2024-25シーズン・オフィシャルパートナー契約を締結したことが発表されました。

創業以来、建設現場に欠かせない「構造物」の製作・取付工事を担ってきた阿部製作所。目に見えにくい部分で建物を支えるその姿勢は、まさに“縁の下の力持ち”として業界で確かな信頼を築いてきました。

代表取締役の阿部雄一氏は、今回の契約にあたり次のようにコメントしています。

「クラブが掲げる『バスケットボールを通じてすべての人々に夢や希望を与える』という理念に、実際の試合観戦を通して深く共感しました。私たちの仕事の本質は“支える”ということ。その姿勢をそのままに、これからはサンロッカーズ渋谷の活動を“支える”存在でありたいと思っています。」

今後、阿部製作所のロゴはサンロッカーズ渋谷のホームアリーナ「青山学院記念館」西側の看板や各種広報物に掲出され、共にクラブの挑戦と地域の盛り上げに貢献していきます。

一方、サンロッカーズ渋谷側も、「ともに渋谷を盛り上げるパートナーとして迎えられることを大変嬉しく思います」と感謝の意を述べ、90周年を迎える節目のシーズンでの初優勝を目指し、全力で戦う姿勢を示しました。

有限会社阿部製作所

有限会社阿部製作所　公式サイトより

1991年創業の有限会社阿部製作所は、建設設備を支える各種構造物の製作および取付工事を手がける専門企業です。拠点は埼玉県八潮市にあり、都内を中心に多くの施工実績を持ちます。

手がけるのは、建物の安全性や機能性を担う“構造物”という目立たないながらも重要な存在。現場ごとの仕様に応じたオーダーメイド対応や、熟練の技術による精度の高い施工が強みであり、「支える」というキーワードを軸に社会インフラを下支えしています。

今回のパートナー契約も、その“支える”という精神をスポーツの世界にまで広げ、地域・社会に対する貢献の一環として位置付けています。

サンロッカーズ渋谷　公式サイトより

サンロッカーズ渋谷は、東京都渋谷区をホームタウンとするプロバスケットボールクラブで、B.LEAGUEのB1リーグに所属しています。そのルーツは1935年に創設された「日立本社バスケットボール部」にあり、長い歴史を持つ実業団クラブとして知られてきました。

2016年のB.LEAGUE発足と同時にプロクラブへと移行し、現在のクラブ名「サンロッカーズ渋谷」に改称。2022年からはセガサミーグループの一員となり、組織体制を強化。地域密着の取り組みを展開しつつ、リーグ制覇を目指して挑戦を続けています。

2025年にはクラブ創設から90周年という節目を迎え、Bリーグ最古参クラブとしての誇りを胸に、渋谷の街とともに歩んでいます。

ものづくりの精神と、スポーツの情熱が交差する新たなパートナーシップ。プロバスケの熱戦の裏側で、阿部製作所の“支える力”が静かに光を放ちます。