火災発生状況から救急出動データまで、令和5年の活動を記録解説
草加八潮消防組合は、地域の安全を守るための取り組みと統計をまとめた「令和6年版消防年報」を公開しました。
内容については、原則として暦年をもって作成しており、現況は、令和6年4月1日現在となっています。
この年報による消防局の現状や活動を広く知ることで、防火意識の向上や、火災や災害に備えた対策につながると考えます。
令和5年中における主な火災・緊急の状況をご紹介します。
火災発生の現状
令和5年中、草加八潮消防署が対応した火災のブロックは79件。 建物火災が多く、特に「タバコ」や「こんろ」に発生する火災が目立ちました。また、死傷者数は15人に上ります。放火やその疑いのある防犯も16件確認され、地域住民への注意喚起が重要となっています。
さらに、最大焼損床面積を記録した火災は草加市新栄で発生し、その被害は199㎡に及びました。 また、最大賠償額を伴った火災では、2月に草加市松江で発生した建物火災が約7,449万円の損害額を出しております。
救急出動
令和5年中の緊急出動件数は19,638件、搬送人員は14,062人、前年と比較すると、出動件数は39件、搬送人員は669人の増加が見られました。交通事故は減少しているものの、労働災害が増加傾向にあるのが気になります。
上記の通り、草加八潮消防組合の救急隊が対応した事案は約14,000件以上にのぼり、地域をカバーするための万全な体制が保たれています
地域の安全に向けて
草加八潮消防組合は、今後も地域の安全を守るために消防体制を強化しています。住民の皆さんは、防火意識の向上や、火災や災害に備えた対策を、ぜひよろしくお願いいたします。
最新の消防年報を確認し、地域全体で安全・安心な暮らしを目指していきましょう。
詳細な統計や事例は、草加八潮消防組合のウェブサイトまたは年報をご参照ください。