「八潮にワクワクを!!」八潮市を牽引するアクティブチーム「八潮青年会議所」についてインタビュー

そもそも皆さんは「八潮青年会議所」ってご存じですか?

八潮ランタンフェスティバル with 花火

「八潮ランタンフェスティバルi with 花火」

みなさんは「一般社団法人 八潮青年会議所」をご存じですか?。

市の団体?。商工会みたいなもの?。経営者の集まり?。

名前は聞いたことがあっても、実際何をしている団体なのか、曖昧な方が多いと思われます。

ここ最近の大きな活動では、先日9月末に行われた「八潮ランタンフェスティバル with 花火」や、昨年「防災フェス in 八潮 2022」などを手掛け、日本青年会議所が主催する、全国大会に繋がる少年少女サッカーの大会「名蹴会 JCカップ」や相撲大会「わんぱく相撲八潮場所」の市内予選会を主催されています。

じゃあそもそも「八潮青年会議所」ってなんだろう。というところを中心に、お話を伺ってきました。

お話を伺ったのは、八潮会議所理事長の鳥海晃平さん、専務理事の大森繁幸さん、地域親睦委員会委員の横内志穂さんです。

八潮青年会議所

 鳥海晃平さん 八潮青年会議所 第46代理事長 エンクル株式会社

--まずは単刀直入にお伺いしますが、そもそも「青年会議所」とはどんな団体なのでしょう。

鳥海さん

元々、1946年に、当時の明るく豊かな社会を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志によって「東京青年商工会議所」という団体が設立されました。商工会議所法が制定されるに伴い、「青年会議所」に改名されました。この出発点から、日本の青年会議所(JC)運動が始まったとされています。

その後各地に次々と青年会議所が誕生し、共に向上し合い、社会に貢献しようという理念のもとで、全国的な組織としての必要性が高まりました。それに応じて、日本青年会議所(日本JC)が設立され、全国的な運営の総合調整機関として機能するようになりました。ちなみに八潮青年会議所は46年前の1977年にスタートしています。

--現在、八潮市を始め、日本全国に青年会議所が存在しているとのことですが、具体的な活動や理念について教えていただけますか?

大森さん

青年会議所は、「奉仕」「修練」「友情」という三つの信条のもと、より良い社会づくりを目指しています。会員は20歳から40歳までの範囲に制限されており、個人の意志によって入会できます。この年齢制限により、青年団体として真摯な情熱を結集し社会貢献することを目的に組織されたものです。

やしお市民まつり

やしお市民まつりでのパレードの様子 先頭が鳥海理事長

--市内には、さまざまな団体が活動しています。特に商工会青年部などは近しいように思えるのですが。八潮青年会議所の特色はどんなところなんでしょう。

鳥海さん

まず他団体との違いとして大きいのは、青年会議所はあくまで有志の団体です。

経済団体、例えば商工会青年部は商工会に所属している企業や団体の若手の方が活動されていますが、青年会議所はあくまでも個人の意思によって入会を望まれた方が集まっている有志の団体なので、例えば経営者じゃないとダメ、何かの団体に入っていないとダメ。というようなことは一切ないんですね。なのでビジネスとして繋がりを持つということを前提にはしておらず、あくまでも前述の通り、共に向上し合い、社会に貢献しようという理念を理解頂ければ、年齢制限はありますが、どなたでも入会が可能です。

結果的にそこでの出会いや、メンバーと切磋琢磨する上で、それがビジネスとして昇華していくことはありえますが、必ずしもそこを目的とはしていません。あくまでも社会貢献、地域貢献、それと青少年育成がチームの目的であり、想いでもあります。

各青年会議所にはそこの理事長が在任中で掲げる所信やテーマを軸として、JCとして、その活動が妥当なのかすり合わせ審議し、展開していく、作り上げていくという点でも魅力的だと思っています。

それと大きな特色としては、青年会議所というのは実は会費制なんですね。上の団体から予算が下りてくる団体ではないので、運営はメンバーの会費から成り立っています。イベント事業の際は協賛を募るわけですが、それ以外は会費から賄われるので、その点でも大きな特色だと思います。年間9万円の会費設定です。ちょっと敷居が高くなる部分なんですが、そういう意味では参加されるメンバーの意識はおのずと高くなりますね。

--青年会議所はグローバルな団体と聞いていますので、そのあたりも特色の一つですよね。

鳥海さん

そうですね。日本の青年会議所は国際青年会議所(JCI)に属していることもあって、インターナショナルなグローバル組織、ネットワークを持っていることも、他団体とは違う大きな魅力や特色ですね。

八潮青年会議所

--そんな中で、「八潮青年会議所」というのはどんなところなのでしょう。

大森さん

現在、メンバーは13名ほどです。経営を行なっている者もいれば、会社に勤務している方も、自治体の方も、中には市議会議員の方もいます。所属も経歴も立場もバラエティに富んだ構成なのは異業種としての関りもあって楽しいですし、それが青年会議所の強みですね。

入会する理由も人それぞれで、所縁があって合流した方もいれば、地域に関わっていきたい、なにか地域で活動してみたいなど、様々な意思で合流されています。例えば私の場合は元々地元の人間で、親族や知人が青年会議所に加入していた経緯と地域貢献に以前から関心があって、合流しました。地元の方もいれば他県から市内に転居されてきて活動されている方も多いんですね。

毎月の全員参加の定例は元より、コミニュケーションを大切した懇親もしっかり交え、時には厳しい意見交換もありつつ、関わりの深い濃厚な時間を共有することで成長していく、作り上げていく点では、他の青年会議所よりもアグレッシブであると思います。

八潮の青年会議所って、埼玉県下でも実は注目されているところなんですね。参加率が他市よりはるかに高くて、割と方向性も合致して、みんなで一つのコトに取り組むという一生懸命さに他市の方からも驚かれています。

八潮青年会議所

八潮青年会議所 専務理事 大森繁幸さん 有限会社ダイヤ工芸

横内さん

元々市内で児童発達支援や放課後等デイサービスのNPOを運営していましたが、活動の最中で青年会議所の方をご紹介頂いて。

まだまだ地域で活動したいこと、やってみたいことがたくさんあって、その幅を広げるよいきっかけになったと思ってます。同世代のメンバーが多いのですが、異業種や立場も異なる方たちからの、違った視点で意見が頂けるのはうれしいです。もっと早く皆さんと出会っていればなあとちょっだけ後悔してますw。

八潮青年会議所

八潮青年会議所 地域親睦委員会委員 横内志穂さん 八潮総合事業所はっぴぃすまいる

--様々なイベントにも積極的ですよね。

鳥海さん

はい。先日主催した「八潮ランタンフェスティバル with 花火」は我々としても、このまちおこしとして人の交流を地域に訴求したいという想いから生まれた事業で、大きく打ち上げられた花火が我々の活動のひとつのシンボルだと考えています。

また、12月には子供たちのスポーツを通じた事業として、「スポチャレ in やしお」というイベントを予定しています。そういった子供たちに対して我々ができるバックアップは惜しみなく提供していきたいですね。

八潮ランタンフェスティバル with 花火

八潮ランタンフェスティバル with 花火

--八潮青年会議所のこれからのビジョンはありますか?

鳥海さん

青年会議所というのは、青年としてのリーダーシップの開発の場でもありますので、今後の次世代のリーダーとしての人間的な成長を進めること、人材を育成していくことによって、地域に与える影響であったり、牽引していくということが大きなテーマであり、そういう場として大きく展開していくことですね。

JCが掲げる目指すビジョンとしても合致しているところではあります。「奉仕」「修練」「友情」という信条のお話をしましたけど、まさにそこに沿う形になっていると思ってます。

--逆に八潮青年会議所の今後の課題はどんなところでしょう。

大森さん

先ほどの通り、現在メンバーが13名。他市と比較しても少ないんですね。ここをもう少し大きくしていきたいですね。そうすればきっと様々な事業や伴う連携作業、アイデアなどが今以上に大きく膨らんでいくのではと期待しています。

メンバーはそれぞれ異業種ですから、逆にそこを強みとして、同世代の方々にもっと知っていただく努力をすること、声かけもそうですが、活動内容についてはもっとこう広くアピールしていくことがまずは重要だと感じています。

地域貢献、社会貢献もそうですが、自身をもっと磨いていけるような「真面目に大人の塾」みたいな感覚で合流してもらえるとうれしいです。

八潮青年会議所

--八潮青年会議所として今後の活動施策として考えてらっしゃることはありますか?。

鳥海さん

地域的なところでは、昨年行った「防災フェス in 八潮 2022」を主催しましたが、主催の意図として、やはり水に囲まれたまちとして、水害であったり、地震であったり、地域の防災意識を高めていきたいというのが課題としてあるんですね。

この辺りを子供たちに対して、もっと取り組めるようなことをしていきたいですし、八潮でもエリアによってフォーカスする部分が違うわけですから、八潮ならではの取り込みというところを、今後ももっと考えていきたいですね。

防災フェス in 八潮 2022

--直近では、先ほどお話しのでた、12月に開催予定の「スポチャレ in やしお」について教えていただけますか。

大森さん

地域貢献の一環として、青少年育成の場を作りたいという想いから、今回企画しました。

イベントには、元Jリーガーの関口圭亮さん、陸上競技元日本代表選手の井原直樹さんをお招きして、ご指導いただきます。

といってもハードなものではなくて、ボールを使った遊びや、かけっこ教室などを実施し、スポーツを好きになってもらうこと、スポーツをおこなうきっかけづくりを目的としています。

なので、今回のイベントでは、ターゲットを、神経系の発達が著しく運動能力の基礎を作るのに大切な時期である「プレゴールデンエイジ」と「ゴールデンエイジ」の世代にフォーカスを当てています。

地域のこどもたちのこれからの育成に、少しでも後押しがしてあげられるような、八潮青年会議所ならではのイベントにしたいですね。たくさんのお子さんに参加していただきたいです。11月26日(日)まで参加者を受付けておりますので、お待ちしてます!!。

※ゴールデンエイジ・・・人の運動能力は、子どもの頃のある時期の運動量・運動習慣で決まると言われています。 その時期を「ゴールデンエイジ」と言い、個人差はありますが6歳から12歳頃までの期間を指します。

八潮青年会議所

ということで、あっという間の1時間強、お話しを聞かせて頂きました。

ちょっとかしこまった記事になってしまいましたが、実際には砕けたお話しが半分でして、とはいえお三人方の想いみたいなものがひしひしと感じられました。

名称だけですと、けっこうお堅いイメージもありますが、アクティブな20代30代のメンバー構成ですから、やっぱり面白くないわけがないですよね。地域貢献・社会貢献も大事ですが、そんなところで活躍しているような仲間を作りたいと思う方がいれば、是非お話しを聞いてみてください。

ご興味のある方は、八潮青年会議所の公式サイトやSNSはもちろん、「やしおん」のお問合せからご連絡頂けれは、先方にお繋ぎいたします。

八潮青年会議所のみなさん、本日はありがとうございました!!。


hacchin<Hacchinさん>

「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいて20年以上ネットマーケティングやWEBの世界にいます。現職はゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。強面ですがお酒が呑めません。

一般社団法人 八潮青年会議所

所在地・電話番号 埼玉県八潮市中央1-6-18 八潮市商工会館内
営業時間・定休日
WEBサイト https://yashio-jc.com/
SNS https://www.facebook.com/YASHIOJC/
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