そもそも「吟詠」ってなんですか?ってことなんですが
吟詠(ぎんえい)は、日本の伝統的な詩歌の一形式であり、特定の形式やルールに基づいて詩を作り上げる芸術形式。
吟詠は古代から続く日本の文化であり、雅楽や茶道、武道などとともに日本の伝統芸術の一部として重要な位置を占めています。
一般的に、吟詠は俳句や連歌のような短い詩形式を指すことが多く、特定の音数(音節)や季語、表現方法に従って作られます。代表的な吟詠の形式としては、「和歌」と「俳句」があります。
和歌(わか)は、5・7・5・7・7の音数で構成される詩形式で、古代から中世にかけて日本で広く愛されました。和歌は季節の表現や感情の表現など、多様なテーマに基づいて作られます。一方、俳句(はいく)は、季語を含む17音(音節)で構成される短い詩形式です。俳句は、季節や自然、人間の瞬間を切り取った表現が特徴であり、季節感や感覚的な意味を重視します。
吟詠は、その形式やテーマに厳格な制約があるため、作者は短い詩の中に多くの意味を込めることを試みます。また、吟詠は、言葉の響きやリズムにも注目され、朗読や歌唱によって表現されることもあります。
日本の文化や美意識を伝える重要な手段として、今日でも詠み手や愛好者によって継承されおり、現在でも俳人や歌人の活動や競技会、文化イベントなどで親しまれ、日本の詩の魅力を引き出す手段として重要な役割を果たしています。
日頃の練習成果をお披露目 八潮市吟詠大会
先日、6月11日(日)、やしお生涯楽習館にておこなわれた、第43回八潮市吟詠大会。
足元の悪い中、大勢の方が足を運ばれておりました。
当日はおよそ市内外含め、50名近い方々が参加。
市内には連盟加入の団体が4つほどあり、各団体で活動されている皆さんのお披露目の場ということもって、皆さん緊張の面持ち。
とはいえ、43回を数える由緒ある大会ですから、貫禄も違いますね。
こんなに大勢の方が吟詠を楽しんでおられるというのに驚いたのが率直な印象です。驚いたのが「尺八」の演奏。これ皆さんの吟詠にあわせアドリブでの演奏なんですね。知りませんでした。
コロナ禍があけて、この大会も以前通り毎年行われると思いますので、ご興味のある方は是非次回の大会に足を運んではいかがでしょうか。
代表の嶋田様、ありがとうございました。