体育館には臨時の談話スペースが設けられ、卒業生同士や来場者がゆったりと交流できる場となりました。
会場には寄せ書きフラッグも設置され、多くの卒業生がペンを手に取り、それぞれの思いをメッセージとして残していました。「ありがとう」「ここで出会った仲間は一生の宝」「八潮高校大好き」など、母校への感謝や思い出を綴った言葉が次々と書き込まれ、フラッグは次第に文字で埋め尽くされていきました。




校内の様子です。皆さん懐かし気に吸い込まれていきます。
教室も談話室のような設定がされており、暫く話し込む方も大勢いらっしゃいました。校内には過去の卒業アルバム等も公開され、みなさん懐かしそうに見入っていました。




会場にはキッチンカーやテントによる飲食ブースも並び、イベントの賑わいをさらに盛り上げていました。
どの店舗にも長い列ができて、昼過ぎには完売してしまう店も出るほどの人気ぶり。来場者は食事を楽しみながら、思い出話や近況報告に花を咲かせるなど、和やかな時間を過ごしていました。




受付開始から終了時刻まで来場者の流れが途切れることはなく、多くの人が最後の校舎公開の時間を惜しむように校内を歩いていました。
53年という長い年月の中で、この場所がどれほど多くの人の青春や思い出を支えてきたのかを実感させる一日となりました。

八潮高等学校は、これまで地域の教育を支える拠点として多くの卒業生を送り出してきました。地域社会の中で培われてきた歴史や思い出は、校舎が閉じても人々の記憶の中に残り続けていきます。
そしてこの場所は、これから新たな教育の場として生まれ変わる予定です。埼玉県教育委員会では、県内で増加している知的障がいのある児童生徒への対応として特別支援学校の整備を進めており、旧八潮高校の跡地を活用した新たな学校の整備計画が進められています。
近年、県内では特別支援学校の教室不足が深刻な課題となっており、八潮市に新たな学校を整備することで、地域の子どもたちがより良い環境で学べる体制づくりが期待されています。開校は2030年4月を目標に計画が進められており、今後具体的な整備が進められる予定です。
かつて高校生たちが未来を思い描き、仲間とともに青春を過ごしたこの場所。
その校舎は、これからは別の形で子どもたちの成長を支える拠点となります。
時代とともに姿を変えながらも、「学びの場」としての役割はこれからも続いていきます。八潮高校が刻んできた歴史は、次の世代へと静かに受け継がれていくことになりそうです。

イベント記念のノベルティ。キーホルダーは廃材から生徒さんたちが製作したものだそうです。

<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。











