埼玉県立高校8校で個人情報およそ2000人分流出のおそれ
埼玉県内の8つの県立高校に通うおよそ2000人の生徒や教員の個人情報が、高校などで利用されているカシオ計算機の学習用アプリから流出した可能性が浮上しています。
カシオ計算機は、全国で約240の小中学校や高校などで広く利用されている学習用アプリ「ClassPad.net」のデータベースに不正アクセスがあったことを、同社は10月18日に発表しました。この不正アクセスにより、国内外で合計約12万件以上の個人情報が流出したとされています。
埼玉県は、2023年10月20日に、このアプリを利用していた県立高校8校の生徒や教員、合わせて約2000人分の個人情報が流出したおそれがあることを明らかにしました。流出した個人情報には、氏名、メールアドレス、学校名などが含まれていますが、現時点では具体的な被害報告は寄せられていないとのことです。
埼玉県は各学校に対し、アプリを利用していた生徒や保護者に、パスワードの変更などの対策を呼びかけています。この問題について、今後の調査と対策が進行し、個人情報のセキュリティに関する懸念が高まっています。