築60年以上の工場を新たな仕事場に。10月13日、目標500万円のクラウドファンディングがスタート

八潮市に工場を構える相澤染工場が、藍染の印半纏(しるしばんてん)をこれからも作り続けるため、工場の建て替えに向けたクラウドファンディングを2026年10月13日からスタートしました。
祭りで神輿を担ぐ人たちが身につける、町会の名前や紋が入った半纏。その一着を仕立てる仕事が、八潮で長く続いてきました。
今回の目標金額は500万円。集まった支援金は、工場建て替え費用の一部とクラウドファンディングの実施費用に充てられます。
亀戸で創業し、八潮へ。受け継がれてきた半纏づくり


相澤染工場の始まりは、明治39年(1906年)。現在の東京都江東区亀戸で、印半纏の文字や紋、柄を描く「絵場屋」として創業しました。
戦時中の疎開で新小岩へ移り、昭和28年(1953年)に八潮へ。仕事の幅を少しずつ広げ、現在は図案や文字の作成、型付け、染色、縫製など、製作の大部分を自社で手がけています。
型紙を使って生地に防染糊を置き、藍甕で染め重ね、糊を落とすと文字や模様が現れる。深い藍色の半纏には、いくつもの手仕事が重なっています。
着込み、洗ううちに色が変わっていくのも藍染ならでは。その変化は「藍が枯れる」とも呼ばれ、祭りを重ねるたびに違った表情を見せます。資料に寄せられた町会の声には、互いの半纏を見て、育った色を自慢し合う楽しみもつづられていました。

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