2021年発生の事件で起訴 県教委「教職員としての信頼を著しく損なう行為」

埼玉県庁
埼玉県教育委員会は、八潮市立八幡中学校に勤務していた教諭の武井英憲氏(35)について、令和7年12月18日付で懲戒免職処分としたと発表しました。
県教育委員会によりますと、武井元教諭は2021年6月12日未明、吉川市内の自宅アパート1階の共用通路において、飲酒により抗拒不能の状態にあった20代の女性に性的暴行を加え、さらに女性が所持していた現金約60万円を盗んだとされています。事件当時、武井元教諭は部活動の大会で生徒を引率するため、外出途中だったということです。
この事件をめぐっては、女性が交番に被害を訴えたことで発覚し、防犯カメラの映像などから関与が浮上しました。2人に面識はなかったとされています。武井元教諭は今年11月、準強制性交および窃盗の疑いで埼玉県警に逮捕され、その後起訴されました。逮捕されるまでの間も、中学校での勤務を続けていたということです。県教育局の聞き取りに対し、武井元教諭は「規範意識の低さと倫理観の欠如が原因だった」と話していると報じられていました。













