八潮市、市役所本庁舎の受付時間変更案を公表　市民意見の募集を開始

働き方改革と市民サービス向上を目的に、受付時間見直しへ

八潮市役所

八潮市は、市役所本庁舎などの受付時間を見直す案について、市民から意見を募るパブリックコメントを実施しています。市役所の窓口利用に関わる大切な変更となるため、幅広い意見を集めたうえで検討を進める考えです。

現在、市役所の窓口は午前8時30分から午後5時15分まで開いていますが、この時間は職員の勤務時間と同じです。そのため、窓口の準備や片付けを勤務時間外に行う必要があり、職員の負担が大きくなっていました。また、業務の見直しや打ち合わせに充てる時間が十分に取れないといった課題もありました。

こうした状況を改善するため、市では令和8年8月から、市役所本庁舎・保健センター・水道部の受付時間を「午前9時から午後4時30分まで」に変更する案を示しています。なお、職員の勤務時間自体は変わらず、正午から午後1時の昼時間帯もこれまでどおり窓口を利用できます。

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市の調査では、午前8時30分から9時、午後4時30分から5時15分に窓口を利用する人は全体の1割未満で、比較的少ないことが分かりました。一方で、マイナンバーカードを使ったコンビニでの証明書発行や、オンライン申請など、来庁せずに手続きができる仕組みも広がっています。

今回の意見募集は、令和7年12月5日から令和8年1月5日まで行われています。市内に住んでいる人や働いている人、学校に通っている人、市内事業者のほか、受付時間の変更に関係する方であれば意見を提出できます。

意見は、市役所人事課への持参や郵送、ファクス、電子メールで受け付けています。寄せられた意見は、市の考え方とあわせて公表されますが、個別の回答は行わないとしています。

市は「職員が働きやすい環境を整えることで、結果的に市民サービスの向上につなげたい」としており、市民一人ひとりの理解と意見を求めています。