埼玉県下水道局が最新状況を報告 地域住民の健康相談・安全対策を継続

10月20日(月)現在の事故現場の様子
令和7年1月28日に八潮市中央1丁目県道付近で発生した中川流域下水道管の破損に起因する道路陥没事故について、埼玉県下水道局は10月25日付の「かわら版」で、復旧工事の進捗や今後の対応を報告しました。
事故発生以降、地域住民には長期間にわたる通行規制や生活への影響が続いており、下水道局では「ご不便・ご不安をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます」と謝意を述べた上で、「地域の皆様へのご迷惑を最小限に抑え、できるだけ速やかな復旧に努める」としています。
11月は主に、現在の下水を一時的に迂回させるためのバイパス工事(仮排水管)、下水管渠を仮復旧する下水管渠復旧工事、および雨水管復旧工事が段階的に実施される予定です。工事は原則として日中に行われ、日曜日は休工となります。ただし、夜間作業が必要な場合や天候などの状況によっては変更される場合もあります。

※ 工事は、日曜日を原則休工とし、緊急時の対応や夜間しかできない作業を除き、昼間の時間帯に実施します。※ 上記の工程は、天候や施工状況により変更する場合があります。

崩落した土砂の撤去作業完了

崩落した土砂の撤去作業完了
また、八潮市立保健センターでは、事故により心身の不調や不安を抱える市民を対象に、保健師による健康相談(電話・窓口・訪問)を実施中です。受付時間は平日午前8時30分から午後5時15分までで、健康増進課(保健センター)〔電話:048-995-3381〕が窓口となっています。
さらに、硫化水素による健康被害への不安に対応する講演会「硫化水素の健康への影響について(仮)」が11月23日(日)午前10時から「やしお生涯楽習館」多目的ホールで開催されます。
講師は埼玉医科大学医学部臨床中毒学特任教授で同大学病院臨床中毒センター長の上條吉人医師。対象者は原則として概ね200m範囲及び交通規制区域内の住民・事業者の方。講演後には質疑応答の時間も設けられ、科学的知見に基づく説明で住民の理解を深める機会となります。
下水道局では、今後も毎月25日を目安に「かわら版」を発行し、ホームページでも最新情報を公開しています。問い合わせは専用ダイヤル(048-830-5988、平日9時~17時)で受け付けています。












