廃棄物を有効活用した環境配慮型製品を募集 認定で県事業活用やPR効果も期待

彩の国リサイクル製品 認定マーク
埼玉県は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進を目的として、廃棄物を原材料に活用した環境配慮型製品を「彩の国リサイクル製品」として認定する制度の申請受付を開始しました。募集期間は2025年10月10日(金)から11月10日(月)までです。
この制度は、廃棄物などの有用資源を再利用し、環境基準や品質など一定の条件を満たす製品を県が認定するものです。認定された製品は「埼玉県グリーン調達・環境配慮契約推進方針」に掲載され、認定マークの使用が可能になります。また、県の土木工事などでの積極的な活用も見込まれ、企業の信頼性向上や販路拡大につながることが期待されています。
募集対象となる品目は、トイレットペーパーや再生木質ボード、文具類、再生作業手袋、園芸用品、再生ビニル床シート、道路用溶融スラグ、再生コンクリート製品、たい肥(食品)など18品目です。
認定にあたっては、①環境基準(有害物質の溶出)への適合、②品質基準の充足、③循環資源の利用割合が実施要綱に定める基準を満たすことが条件とされています。
申請は無料で、電子データによるメール提出が推奨されています。募集要項や申請書類の様式は埼玉県の公式ホームページから入手できます。
問い合わせは、埼玉県環境部資源循環推進課サーキュラーエコノミー担当(電話:048-830-3107、E-mail:a3100-11@pref.saitama.lg.jp)まで。
県では、「彩の国リサイクル製品」認定を通じて、地域内での資源循環と環境負荷の軽減を進め、持続可能な社会の構築を目指しています。