購入数制限やアプリ利用制限、フリマ事業者との協議を強化し、健全な販売環境を目指す

マクドナルド ハッピーセット
マクドナルド、ハッピーセット「ポケモン」転売・大量購入問題を受け再発防止策を発表
日本マクドナルド株式会社は2025年8月11日、ハッピーセット「ポケモン」ポケモンカードキャンペーンにおいて、一部の利用客による転売目的の大量購入や、それに伴う店舗内外での混雑・混乱、さらには食品の放置や廃棄といった事案が発生したことを発表しました。これにより、利用客や店舗スタッフ、近隣住民、テナントオーナーらに多大な迷惑をかけたとして、同社は深く謝罪しました。
マクドナルドは、今回の事態が「お子さまとご家族に楽しい食体験を提供する」という理念に反するとし、再発防止に向けた具体策を公表しました。主な対応として、特定の期間における販売個数制限の厳格化、モバイルオーダーやデリバリーでの利用制限を実施する可能性があるとしています。さらに、制限を超える購入や威圧的な態度など、ルールやマナーを守らない利用客には販売を拒否し、今回の問題で悪質と判断された購入履歴を持つ利用客には公式アプリ退会処理を行う方針です。
また、フリマアプリ運営事業者に対し、転売行為の抑制に向けた実効性のある対策を継続的に要請するほか、店舗スタッフや利用客の意見を踏まえて販売方法や対策を見直すとしています。
同社は「ハッピーセットの原点に立ち返り、未来を担う子供たちの健全な成長と家族の笑顔に貢献するため、各種施策を改善していく」とし、利用客に理解と協力を呼びかけています。