2025年8月31日より秋葉原など5駅でスタート、2026年春には全駅導入を目指す

つくばエクスプレス秋葉原駅
つくばエクスプレスでタッチ決済による後払い乗車サービスの実証実験を開始へ
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道株式会社は、2025年8月31日(日)より、クレジットカード等のタッチ決済を利用した後払い乗車サービスの実証実験を開始すると発表しました。対象駅は秋葉原駅、浅草駅、北千住駅、流山おおたかの森駅、つくば駅の5駅で、今後改札機の更新に合わせて順次拡大し、2026年春には全駅での導入を予定しています。
このサービスは、三井住友カード株式会社が提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したもので、対応するクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、またはそれらを設定したスマートフォン等を自動改札機の専用リーダーにタッチすることで、乗車券の事前購入なしに乗車が可能となります。
対応するブランドは、Visa、Mastercard®、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯(ぎんれん)で、大人運賃(10円単位)にて利用可能です。
「タッチ決済」は、国内外で広く普及するセキュリティ性の高い非接触決済技術であり、スピーディーかつ安心して利用できる点が特徴です。交通分野だけでなく、今後はMaaSやスマートシティとの連携など、幅広い活用が期待されています。
なお、2026年秋頃にはQRコードを活用した新たな乗車サービスの導入も予定されており、磁気乗車券は段階的に廃止される見通しです。
つくばエクスプレスは2025年で開業20周年を迎え、さらなる利便性向上に向けた取り組みが続いています。