大野知事が国会議員連絡会議を開催 八潮市の課題を含む提案・要望を丁寧に説明

大野もとひろ 埼玉県知事 公式Xより
埼玉県の大野元裕知事は、県内選出の国会議員らを集めた「国会議員連絡会議」を開催し、令和8年度予算に向けた埼玉県の提案・要望事項について説明を行いました。その中には、八潮市内で発生した道路陥没事故への財政支援も含まれており、国に対して積極的な支援を求めています。
この会議は、国の予算編成に県の課題を反映させる重要な機会として位置づけられ、8月の概算要求に向けて各分野の課題が示されました。
特に八潮市では、1月に発生した道路陥没事故により、安全対策と復旧に多額の費用が必要とされています。こうした事態を受けて、大野知事は「費用負担の在り方」についての見直しと、国の財政的な支援を要請しました。
このほか、以下のような提案・要望事項も挙げられました:
- 保育士の処遇改善と人材確保の推進
- 朝のこどもの居場所づくり(「小1の壁」の解消)
- 1歳児配置改善加算の見直し
- 地方の情報システム標準化への移行支援
- 流域治水や幹線道路の整備による国土強靭化
- 医療・介護サービスの安定的運営支援
- 「高校無償化」に伴う持続可能な制度設計の検討
- 安定的な地方税体系と地方債の期間延長の検討
会議後には懇談会も行われ、国会議員との率直な意見交換がなされました。
大野知事は自身のX(旧Twitter)でも「埼玉県の発展には国との連携が不可欠。特に八潮市のような現場の課題にも丁寧に対応していきたい」と語り、引き続き連携して課題解決にあたる姿勢を示しました。
八潮市民にとっても、こうした県と国との連携は、安心・安全な生活環境を守る上で大きな一歩となります。今後の動向が注目されます。