越谷の叡明高校、悲願の甲子園初出場!埼玉大会決勝で昌平を5対2で破り初優勝

逆転劇と堅守で掴んだ栄光 主将・根本「138チームの思い背負い、自分たちの野球を貫く」

第107回全国高校野球選手権埼玉大会の決勝が7月27日、県営大宮公園野球場で行われ、Aシードの叡明高校(越谷市)が強豪・昌平高校を5対2で破り、春夏通じて初の甲子園出場を決めました。

先制したのは叡明。2回表、1死二塁のチャンスで8番・細沼慶聡選手(3年)がタイムリーヒットを放ち1点を先取しました。しかし、昌平はその後3回にワイルドピッチで同点に追いつき、5回には4番・櫻井ユウヤ選手のソロホームランで勝ち越しに成功します。

1点ビハインドで迎えた6回、叡明は反撃に転じます。笘大悟選手(3年)がタイムリースリーベースで同点とし、なおも1死満塁の場面で細沼選手が再び適時打を放ち、2点を追加して試合をひっくり返しました。

その後も叡明は9回に主将・根本和真選手(3年)が出塁し、盗塁でチャンスを広げると、3番・田口遼平選手(3年)がライト前にタイムリーヒットを放ち、ダメ押しの1点を追加しました。

投げては、先発・増渕隼人投手(3年)が8回2失点と力投。9回から登板した田口選手も昌平打線を無失点に封じ、公式戦初勝利を手にしました。

試合後、中村要監督(51)は「夢のようです。選手たちが状況に応じて自分たちのすべきことを理解し、実行してくれた結果です」と感慨深げに語りました。

また、主将の根本選手は「苦しい展開になると分かっていた。仲間が打線を繋いでくれて、叡明らしい試合ができた。埼玉の138チームの思いも背負い、甲子園ではまず1勝を掴み取りたい」と力強く語りました。

叡明高校は1959年に「小松原」として創立。2015年に男女共学化とともに現在の校名へ改称し、校舎もさいたま市から越谷市レイクタウンに移転しました。野球部は同年創部で、現在の部員数は67人。バドミントン元日本代表・遠藤大由さんも同校の卒業生です。

八潮市を含む5市1町(八潮市、越谷市、草加市、三郷市、吉川市、松伏町)エリアでの甲子園出場は、第77回大会(1995年 夏)の越谷西高校の一校のみ。越谷のレイクタウン近くにある叡明が埼玉大会優勝となると、実に30年ぶり二校目の近隣の高校からの甲子園出場となります。越谷の地から羽ばたく初の甲子園。叡明ナインの挑戦が、今夏の全国の舞台で注目を集めます。

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