7月13日(日)告示、7月20日(日)投開票 三郷市議選がスタート

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2025年7月13日(日)、埼玉県三郷市にて市議会議員選挙が告示され、選挙戦が本格的にスタートしました。投票および開票は、参議院議員選挙と同日の7月20日(日)に実施される予定です。国政と市政、2つの選挙が同日となる今回は、有権者の関心も高まることが予想されます。
隣接する八潮市にとって、三郷市議選は一見「他市の選挙」と思われがちですが、実際には両市の行政や市民生活はさまざまな面で深く関係しています。とくに、つくばエクスプレス(TX)沿線をはじめとする都市開発、江戸川・中川流域の防災対策、そして近年活発になっている越境通勤・通学や買い物圏の広がりなど、三郷市の政策決定は八潮市民の生活に間接的な影響を及ぼしかねないテーマが数多く存在しています。

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三郷市議会は定数24議席。今回の選挙には定数を上回る候補者が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられる見通しです。候補者の主な争点としては、子育て支援や教育環境の整備、駅周辺の再開発、高齢者福祉の充実、防災インフラの強化、そして市内外の交通アクセス向上などが挙げられており、そのいずれもが八潮市との広域連携や将来的な共同施策に関わってくる可能性があります。
たとえば、八潮市でも注目されているつくばエクスプレス沿線の駅周辺整備は、三郷中央駅や三郷駅の開発と連動して地域全体の魅力や利便性を左右する要素です。市境を越えて通勤・通学する人々にとって、三郷市内の道路整備や交通施策は、実質的に自分の生活圏にも関係してきます。
また、防災の観点からも注目すべき点があります。三郷市と八潮市は中川や江戸川といった大河川に挟まれており、豪雨災害時の水害対策や避難誘導の体制づくりにおいても、両市が連携する必要があります。議会の構成によっては、今後の広域的な防災協定や避難ルートの整備などに変化が出る可能性もあります。
八潮市民にとって、今回の三郷市議選は「地域の未来を考える材料」としても注目に値する動きです。候補者の主張を知ることで、八潮市における同様の課題への対応と比較しやすくなり、自市の市政を見直すきっかけにもなるかもしれません。
投開票日となる7月20日は、国政選挙(参議院議員選挙)との同日開催となることから、期日前投票も含めて関心の高まりが予想されます。
八潮市民にとっては投票権のない選挙ではありますが、近隣自治体の政治動向として、ぜひ注目していただきたい選挙です。選挙期間中は、三郷市内各所で候補者による活動が展開される見込みです。地域の未来を考えるうえで、八潮から見た「三郷のまちづくり」も大切な視点のひとつと言えるでしょう。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。ガンプラ熱再び。