1月の事故で行方不明となっていた男性 発生から3か月後に下水道管内で発見

事故現場の様子
埼玉県八潮市で今年1月に発生した大規模な道路陥没事故に関連して、警察は14日、現場付近の下水道管から今月見つかった遺体が、事故当日に車ごと陥没に巻き込まれ、行方が分からなくなっていた74歳のトラック運転手の男性であることを明らかにしました。
この事故は、2025年1月に八潮市内の県道で突如として道路が陥没し、開いた大きな穴にトラック1台が転落したもので、以降、運転していた男性の安否が不明となっていました。
その後、事故からおよそ3か月が経過した今月2日、警察や消防などによる本格的な捜索活動の中で、現場の下水道管内に転落したトラックの運転席部分から1人の遺体が発見されました。
警察はDNA鑑定などの結果、この遺体が千葉県内に住む74歳のトラック運転手の男性であると確認したと発表しました。なお、現時点では詳しい死因は判明していないということです。
県と市では、今回の事故を受けて下水道インフラの安全点検を強化しており、再発防止策の検討が進められています。