リレーアタックやCANインベーダーなど巧妙化する手口に注意 地域の防犯対策が急務

缶に入れたスマートキー(盗難対策、リレーアタック防止)イメージ画像
埼玉県南東部の八潮市、三郷市、草加市では、ドアロックや鍵の有無にかかわらず、アルファード、ランドクルーザー、レクサスなどの高級車が盗まれる被害が増加しています。これらの盗難は、リレーアタックやCANインベーダーと呼ばれる手口、またスマートキーの電波を傍受してIDコードをコピーし解錠するコードグラバーといった高度な技術を用いた犯行が疑われています。
埼玉県警察が発表した令和7年3月末時点の刑法犯認知件数によると、八潮市では前年より増加傾向にあり、三郷市や草加市でも同様の傾向が見られます。
これらの地域では、地域防犯推進委員や自主防犯団体、関係団体などと連携し、防犯対策の普及啓発に取り組むとともに、防犯カメラなどの防犯施設を整備し、犯罪の起きにくいまちづくりを進めています。
高級車の盗難被害を防ぐためには、以下の対策が有効です:
- 車両から離れる際は、周囲に不審者がいないか確認してから施錠する
- 警報器やハンドルロック等の盗難防止器具を併用する
- スマートキーを金属製の容器や電波遮断ポーチ等に保管する
- 駐車場に防犯カメラやセンサーライトを設置する
また、不審者を見かけた際は、直ちに110番通報をお願いします。
地域全体で防犯意識を高め、協力して安全なまちづくりを進めていくことが求められています。