埼玉県初のネーミングライツ導入、大相模調節池が新たな憩いの場に
埼玉県越谷市の大相模調節池が、ネーミングライツの導入により新たな愛称「Sakura Lake」(サクラレイク)として生まれ変わりました。
水辺の魅力をさらに引き出すこの名称は、かつてこの地に広がっていた桜並木に由来し、地域に愛される場所になることを願って命名されました。
桜の名を受け継ぐ、新たな水辺のランドマーク
大相模調節池は、一級河川・元荒川の洪水を一時的に貯水する役割を持つ河川調節池ですが、普段は散歩やジョギング、カヌーなどが楽しめる憩いの場として親しまれています。
今回、埼玉県で初となるネーミングライツの導入により、イオンモール株式会社が命名権を取得し、「Sakura Lake」(サクラレイク)と命名されました。
越谷レイクタウンの開発前、この地には思川桜の並木が広がっており、一部の桜が現在も残されています。その歴史を受け継ぎ、新たな愛称のもとで地域に根付くことが期待されています。
「水辺deベンチャーチャレンジ」でさらなる魅力創出へ
埼玉県では、河川空間の利活用を進める「水辺deベンチャーチャレンジ」を実施中。越谷市や民間企業と連携し、企画段階から魅力ある水辺空間の創出を目指しています。
「Sakura Lake」では、これまでのイベントに加え、より多様なアクティビティが展開される予定です。
命名権料で環境保全活動を支援
ネーミングライツによる収益は、水質調査や環境保全活動に活用されます。特に、アオコの発生を防ぐために、窒素・リンを吸収する「浮く畑」での水耕栽培が行われる予定です。これにより、美しい水辺環境を保ちつつ、新たなエコシステムの創出にも貢献します。
「Sakura Lake」(サクラレイク)として未来へ
愛称の使用期間は令和7年2月25日から令和16年3月31日まで。契約期間終了後は更新の優先交渉権も付与されるため、今後も「Sakura Lake」の名が親しまれる可能性があります。
歴史ある桜の名を受け継ぎ、新たな時代のシンボルとなる「Sakura Lake」。これからの発展に注目です！
