74歳男性運転手の行方は依然不明、下水道管内での本格的な捜索を検討

事故直後の様子
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故で、トラックごと転落した男性運転手(74)の捜索が新たな局面を迎えています。
消防は2月9日に8日ぶりに捜索を再開したものの、穴の中での救助活動を断念することを明らかにしました。
現場では、午前7時半ごろから本格的な捜索が再開されましたが、穴の中で男性の手がかりは見つかりませんでした。さらに、あふれ出す下水や壁の崩落など、二次災害の危険性が高いと判断され、現場内での直接的な救助活動の続行が困難となったのです。
現在、消防は運転席の一部とみられる物が発見された場所に注目し、下流の下水道管内に捜索範囲を絞って活動の再開を検討しています。下水道管の複雑な構造が救助に影響を与えると考えられる中、今後は安全確保を最優先にしながらの慎重な対応が求められます。
依然として安否が不明の74歳男性を一刻も早く発見するため、消防や関係機関は連携を強化し、現場の状況に応じた柔軟な対応で捜索を続ける見通しです。市民からは、男性の無事を祈る声が寄せられています。