運転手の安否は依然不明、周辺住民への避難呼びかけと迅速な対応に注目

イメージ画像
埼玉県八潮市で発生した陥没事故において、県は7日午後7時ごろから、救助活動を妨げているコンクリート製の農業用水路(ボックスカルバート)の撤去を開始すると発表しました。先月28日に発生したこの事故では、道路の陥没によりトラックが転落し、運転手の行方が依然として分かっていません。
事故現場の下流に位置する下水道管からは、トラックの運転席とみられるものが発見されましたが、現場に残された用水路の崩落リスクが高いため、救助活動が難航していました。県はこのリスクに対処するため、9日までに撤去作業を完了させる方針です。
また、この撤去作業中に地盤沈下やさらなる崩落の危険があることから、周辺の14軒の住宅には避難を呼びかけています。
県は、撤去作業に加え、運転席の引き上げを目的として、現場の真上から下水道管へ穴を掘る案を含めた対応も引き続き検討しています。住民の安全確保と速やかな救助活動の進展が求められる中、今後の動向に地域社会全体の関心が集まっています。