9月21日から30日まで、交通事故防止に向けた重点施策を実施
毎年恒例の「秋の全国交通安全運動」が、9月21日から9月30日までの10日間にわたり全国で実施されます。今年も埼玉県では、交通事故を一件でも減らすため、県内各地でさまざまな対策が行われます。埼玉県内の交通事故死者数は、8月31日現在で68名となっており、昨年と同数で全国6番目に多い状況です。特に、自転車乗用時のヘルメット未着用や、二輪車運転者・歩行者の事故が目立っていることから、県はこれらの対策を強化します。
埼玉県の重点施策
埼玉県では、「自転車乗車時のヘルメット着用促進と交通ルールの遵守」「二輪車乗車時のプロテクター着用促進」「横断歩道における歩行者優先の徹底」を重点項目として掲げています。交通事故は、ドライバーや歩行者、自転車利用者のすべてが安全意識を持つことが不可欠です。
全国重点施策
全国的な重点項目としては、歩行者の安全を守るための反射材用品の着用や、夕暮れ時以降の早めのライト点灯、飲酒運転の根絶が挙げられています。また、自転車利用時にはヘルメット着用を義務化するなど、交通ルールの遵守が徹底されることが求められています。
統一行動日
9月30日（月）は「交通事故死ゼロを目指す日」として全国で統一行動が実施されます。この日は、関係機関や団体が連携し、集中的に交通安全を呼びかける特別な日です。県民一人ひとりが交通ルールを守り、思いやりを持って行動することで、悲惨な事故を防ぎましょう。
三郷市の特別対策
さらに、三郷市は9月12日から「交通事故防止特別対策地域」に指定され、12月11日までの3か月間、集中的な対策が行われます。この指定は、今年7月と8月に三郷市内で交通死亡事故が多発したことを受けたものです。市長を本部長とする特別対策本部が設置され、県や警察、関係機関が一丸となって、さらなる事故防止に努めます。
埼玉県では、交通事故を防ぐための啓発活動を今後も続けていきます。全ての県民が安全で安心できる交通環境を目指し、ぜひこの機会に交通安全について考え、実践してみてください。
