令和8年度からの供用開始に向けて、越谷市、三郷市、吉川市、松伏町、春日部市、草加市、八潮市を管轄する5消防局が共同で消防指令業務を管理・執行
埼玉県東南部地域を管轄する越谷市消防局、三郷市消防本部、吉川松伏消防組合消防本部、春日部市消防本部及び草加八潮消防局5消防本部(局)は、令和8年度からの供用開始に向けて、新たな共同消防指令センターの建設を進めています。
この共同消防指令センターは、複雑多様化する消防需要に広域的に対応し、質の高い消防指令業務を展開するとともに、消防行財政の合理化及び効率化を図り、消防指令業務を共同で管理、執行することを目的としています。
工事名称は「仮称共同消防指令センター建設工事」で、工事場所は越谷市大字大泊309番1外に位置します。供用開始時期は令和8年4月1日を予定しており、敷地面積は1,429平方メートル、鉄筋コンクリート造の免震構造2階建てで、延床面積は1,636.15平方メートルに及びます。
共同消防指令センターは、大規模な自然災害などの発災時においても消防指令業務の継続性が求められるため、基礎を免震構造とした鉄筋コンクリート造とし、停電時に3日間電力の供給ができる非常用発電設備の設置や燃料の備蓄、ハザードマップを基にした水害対策及び強風による飛散物対策として開口部に安全合せ複層ガラスを選定しています。
越谷市、三郷市、吉川市、松伏町、春日部市、草加市、八潮市を管轄する5消防局・消防本部は、新たに整備する共同消防指令センターで119番を一括して受信し、13人が3交代で消防指令業務に当たります。センターから各消防局・消防本部に出動指令を出し、運用開始までには消火活動や救助の状況、病院への搬送などのやりとりの詳細について協議する予定です。