先日の2023年1月31日(火)、八潮市役所におきまして、「八潮ブランド認定式」「八潮市優良技術者及び技能者表彰式」各式典に伺って参りました。
ご存じのない方に、この「八潮ブランド認定」「八潮市優良技術者及び技能者表彰式」について説明させていただきまして、改めて受賞された方々をご紹介させていただきます。
八潮ブランドとは
八潮市は、平成28年度から市内の優れた製品などを「八潮ブランド」として認定。八潮ブランドとして認定された製品を、八潮の資産として、市がその魅力を市内外に情報発信することで、八潮産の製品の信頼性を深めるとともに、まちの価値を高め、さらなる本市の知名度アップや地域の活性化を目指す目的として定められました。
過去には、昨年度のやしお躑躅(つつじ) (有限会社 菓子道楽杵屋)、令和元年度のけやき通りサブレ(株式会社 る・菓壇)、倭yamatoキャリングトートバッグ(有限会社ジェイクラフトマン)等が認定されています。
以下のサイトに、過去に認定された「八潮市ブランド」認定品を確認することができます。
八潮市 八潮ブランド認定品
今年度の「八潮ブランド」は、カレーバル きーCurryの「八潮かりぃ」が認定されました
今年度の「八潮ブランド」は、カレーバルきーCurryの「八潮かりぃ」が認定されました。
「八潮かりぃ」は、八潮市と包括連携協定を締結した日本薬科大学ときーCurryが産学官共同研究事業として、レトルトカレーの商品を開発。八潮市と日本薬科大学との連携事業で薬膳関連の専門的知識を活用し、八潮市の特産品づくりで産業の振興に貢献したいという日本薬科大学の提案をきっかけに商品開発が進みました。スパイスと食品の栄養効果などを詳しく調べられる最高のタッグによって、試行錯誤の末、商品化となりました。
「八潮かりぃ」は主材料として、市内名産の小松菜のパウダーを使用したレトルトカレー。パウダー化した小松菜がさらに栄養価が高まるということに着目し、風味を兼ね添えた配合で製造。
パッケージにもこだわり、現在、市内のスーパーや八潮PA、埼玉県物産観光館「そぴあ」や、飯能市「ムーミンバレーパーク」、日本薬科大学内のコンビニ、最近では八潮駅構内のファミリーマートで購入が可能とのこと。八潮ブランドは元より、埼玉県の名産となりつつあるのでは。
八潮産にこだわった「八潮愛100%」をコンセプトとして、産学官連携で取り組まれた製品として、先日放送された「出没!アド街ック天国」埼玉八潮編でも取り上げられました。
オーナーの齊藤公幸さん、この度はおめでとうございます!!
八潮市優良技術者及び技能者表彰
八潮市内の産業における技術者及び技能者の発掘とその技術・技能の継承、後継者の育成を図るため、八潮市では、平成15年度から、市内の優良な技術者、技能者を推挙し、表彰をおこなっています。
過去には、先日ご紹介したジェイクラフトマンの中村代表や、アド街での紹介されていたKOTOBUKI MEDICALの高山代表などが表彰されております。
今年度は以下の二名の方が「八潮市優良技術者及び技能者」として表彰されました。
表彰 来ハトメ工業株式会社 代表取締役社長 来 昌伸 (らい まさのぶ)氏
来氏は、電解コンデンサー用アルミケース等の製造技術者。来ハトメ工業株式会社に入社されてからアルミケースの製造等に携わり、アルミニウム・合金プレス製品製造の専門技術を取得されました。
平成25年に同社の代表に就任された後も、製造の現場で技術を磨きつづけています。
入社当時はアルミニウム以外の金属も取り扱われていたことから、様々な金属特性を熟知し、長年の経験と技術を兼ね備える同氏が先導となり、工場内の約150台ものプレス機を駆使、他技術者も標準的に行える、安定した製造技術の工程を確立。
他の技術者への技術の継承にも努力を払い、素質に合わせた指導を細かく実施。経験に富んだ技術者の意向も大切にしながら指導をおこない、お互いの技術の向上により、技術者全体の水準の底上げに貢献。結果、幅広い規格の受注を可能としました。
技術力はもちろん、こうした来氏の地道な後進指導が高く評価されました。
来 代表、この度は表彰おめでとうございます!。
来ハトメ工業株式会社のWEBサイトはこちら
表彰 株式会社kazama 代表取締役 風間 健(かざま けん)氏
風間氏は、素材となる「革」を用途に応じて見極め、切り抜きから厚さ調整、縫い合わせ等の外注を一切使わずに完成させ、販売までを一貫して行う、革製品の製造技術者。犬の首輪の負担が原因で発生する「気管虚脱」という病気に対応させたいと考えた同氏は、試行錯誤の末に犬の気道の負担を軽減する「メガネハーネス」を開発。
また従業員への技術指導を通じ、革加工のスキル向上に向けた取り組みを図るなど、後進育成にも尽力されています。
さらには、毎年特別支援学校にて、講師として革を使用したコサージュ作り体験を指導する等、技術を生かした社会貢献活動を精力的に行なっている点も評価されました。
作業場近くには自社製品のショップを開設し、来訪されるユーザーの声を製品制作に反映させるなと、製品開発に繋がる研究や努力を費やされています。
風間代表、この度は表彰おめでとうございます!。
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