八潮駅から車で10分、愛され続けたこってりラーメンのお店が幕を閉じます
こってりスープに刻まれた20年の記憶
こんばんは、タイチです。
仕事を終えた帰り道、どうしても立ち寄らずにはいられませんでした。9月29日(月)に閉店してしまうと聞いた、三郷市大広戸の「天下一品 三郷店」。八潮駅から車で10分ほど。あの味とも、もうすぐお別れです。
最後の食事に選んだ定番と挑戦
この日は“最後の一杯”と心に決め、定番の【こってりラーメン】をまず注文しました。鶏の旨味がぎゅっと詰まった濃厚なスープが、麺に絡みついて離れません。その姿は、20年前に初めて食べたあの日と何も変わっていませんでした。
そして気になっていた【こってりMAXラーメン】にも挑戦。さらに餃子とホルモン野菜炒めを添えて、にぎやかな食卓になりました。
スープの最後に現れる「明日もお待ちしてます」の言葉までたどり着けなかったのは残念ですが、確かに心に刻まれる味でした。
青春と共にあった「天下一品」
社会人になりたての頃、ふと入った天下一品で初めて味わったあのこってりスープ。
友人と語り合いながら深夜まで過ごしたこともあれば、仕事に疲れて一人で黙々とすすったこともあります。どんな時も変わらぬ味で迎えてくれたのが、この店でした。
店内には、SUGIZOさんのポスターがさりげなく貼られていて、不思議と居心地の良さを感じます。
もうすぐ見納めの味
あと数日で閉店と聞くと、どうしても寂しさがこみ上げます。
首都圏の「天下一品」の店舗が次々と姿を消していく中で、この三郷店も例外ではなかったのでしょう。八潮市近辺で「天下一品」の味を楽しめるのは、今日を含めてもあと数日。
「こってり一筋50年」。鶏ガラと野菜の濃厚なスープは、これからも記憶の中で生き続けるはずです。長い間ありがとうございました。
<タイチ>
「やしおん」ライター。普段は「淺子理髪店」と三郷市と草加市でカット専門店「カットタイムヨーグルト」の三店舗を経営する敏腕カットスタイリスト。
まとまったお休みにはタイ国に渡航してます。最近オシャレ古着の販売を始めたんですよ。
淺子理髪店 https://asakorihatsuten.com/
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