「こちら葛飾区亀有公園前派出所」をテーマにした観光施設が2025年に葛飾区亀有に誕生 現在名称を募集中 

人気漫画の世界を体現する5階建てのユニークな施設、2025年オープン予定

建設予定パース(葛飾区役所

建設予定パース(葛飾区役所) (c)秋本治・アトリエびーだま/集英社

東京都葛飾区は、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」をテーマにした新しい観光施設の基本設計を2023年2月に令和5年度当初予算案の記者会見で発表。目下その建設準備が進められています。

この施設は、漫画に登場する独特な「コマ割り」スタイルを模した5階建ての建物で、2025年の開業を目指しています。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」は、「週刊少年ジャンプ」で40年間連載された人気作品で、その舞台である亀有地区は既に両津勘吉らの銅像やデザインマンホールなどを設置し、観光資源として活用してきました。今回の観光施設は、これらの取り組みの集大成として位置づけられています。

JR亀有駅から徒歩約3分の場所に建設されるこの施設は、亀有駅からアリオ亀有の通り沿いに位置し、延べ床面積約540平方メートルで、総工費は約12億円が見込まれています。外観は漫画のコマ割りを思わせるデザインで、こち亀関連のイラストやLED大型モニターが配置される予定です。

葛飾区役所より

葛飾区役所より

施設内では、来場者が主人公・両津勘吉を探すうちに亀有の名所を学ぶことができるという設定が採用されています。1階の受付は、おなじみの「派出所」をイメージした造りになっており、エレベーターで5階に上がると両さん探しの冒険が始まります。

4階では映像展示がメインで、原画が画面から飛び出してくるような仕掛けが計画されています。3階と2階は触れる展示物や匂いを用いて、ゲーム感覚で楽しめる体験型の展示が予定されています。

1階では、デジタルボード上の地図に亀有香取神社や地元の「こち亀」キャラクターの銅像などの観光スポットを紹介し、来場者を亀有の街へと誘う計画です。

この観光施設は、1976年に連載が始まったこのギャグ漫画の世界を現実に再現するという野心的なプロジェクトで、地元亀有のさらなる発展の起爆剤となることが期待されています。名称は一般公募により決定とのことです。

八潮市の方もアリオ亀有や亀有駅近辺には所縁のある方がとても多いと思いますので、完成の際はぜひお立ち寄りください。

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