愛犬にやさしい「メガネハーネス」と、現場で磨かれた職人技が市の誇りとして評価
八潮市は令和8年2月5日、市役所内において、令和7年度「八潮ブランド」認定式と「八潮市優良技術者及び技能者表彰」の表彰式が行われました。八潮で生まれ、育まれてきた製品や技術者に光を当てる取り組みとして、毎年注目を集めています。
「八潮ブランド」は、八潮市内でつくられた優れた製品を市が認定し、その魅力を市内外に発信していく制度です。八潮の“いいもの”を多くの人に知ってもらうことで、まちの価値を高め、地域の活性化につなげることを目的としています。認定された製品は、3年間にわたって「八潮ブランド」として紹介されます。
令和7年度の八潮ブランドに選ばれたのは、株式会社kazamaの「メガネハーネス」です。
このハーネスは、愛犬の首や気管への負担をやわらげることを考えて開発された製品で、メガネのような形が特徴です。気管を圧迫しにくい構造に加え、表裏ともに柔らかな本革を使用するなど、犬の体にやさしい工夫が随所に施されています。

こちらがメガネハーネス。機能はもちろん、さまざまなカスタマイズにより、オリジナルのハーネスを制作できるとあって、全国からの発注があります。https://kazama-dog.com/
株式会社kazamaの代表・風間健さんは、革の選定から切り抜き、厚さの調整、縫い合わせまでをすべて自ら手がける革製品の製造技術者です。外注に頼らず、一つひとつ丁寧に仕上げるその技術力は高く評価されており、令和4年度には「八潮市優良技術者及び技能者表彰」を受賞しています。「メガネハーネス」は現在、八潮市のふるさと納税返礼品としても取り扱われており、全国から注目を集めています。
続いて行われた「八潮市優良技術者及び技能者表彰」は、市内産業を支えてきた技術者や技能者の努力と功績をたたえる制度です。平成15年度から続くこの表彰は、技術者の社会的な評価を高めるとともに、次の世代へ技術をつないでいくことを目的としています。
令和7年度の表彰者には、有限会社赤塚製作所の赤塚順次さんが選ばれました。赤塚さんは、スポット溶接による線材加工を得意とし、30年以上にわたり現場で技術を磨いてきました。設計から加工、溶接までを一貫して行う確かな腕と、細かな調整にも対応できる技術力が評価されました。

赤塚製作所とデザイン事務所 KID によるプロダクトライン「AK series」。バスケット、タオルハンガー、ブラケット、壁付けのシェルフやフックなどがあります。https://sus.akatsuka-shop.com/
また赤塚さんは、当サイトでも度々ご紹介している、八潮市や近隣地域の町工場や職人と協力し、ものづくりの技術を「わかりやすく」「暮らしに近い形」で伝えることを目指す合同企業「DekiTech合同会社」にも参加されており、技術を開かれたものとして発信しようとする姿勢も、今回の表彰につながっています。
八潮市では今後も、「八潮ブランド」や「八潮市優良技術者及び技能者表彰」を通じて、身近にあるものづくりの魅力を伝え、地域産業の応援とまちの活性化を進めていくとしています。
※写真は八潮市役所よりご提供頂きました。
















