両さんの“いつもの派出所”や亀有の魅力展示を自由に見学可能に 街を巡る体験型観光施設として進化

こち亀記念館が1階フロアを無料開放へ 来館6万人突破の人気スポットがさらに身近に
2025年3月22日にオープンした「こち亀記念館」(東京都葛飾区亀有)が、11月1日時点で来館者数6万人を突破しました。この人気を受け、11月19日(水)から1階フロアの無料開放がスタートしました。これまで入館は有料でしたが、より気軽に立ち寄れる地域に開かれた観光施設として進化します。
こち亀記念館は、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公・両津勘吉(両さん)が“自分の勤務する派出所の上に自分の記念館を建ててしまった”というユニークなストーリーをもとに、作品世界と亀有の街の魅力を体感できる施設です。亀有出身の秋本治先生が40年間休載なく連載した名作として、国内外から多くのファンが訪れています。
今回無料開放される1階フロアには、名物の「いつもの派出所!?」を高い再現度で再現したエリア、亀有の歴史や文化を深掘りできる「両さんの亀有ベース」、オリジナルグッズを販売する「両津ストアー」など、作品と地域の魅力が詰まった空間が広がっています。観光客はもちろん、地元の方も気軽に利用できる場となりました。なお、2階以上のフロアはこれまで通り有料エリアとして運営されます。

施設コンセプトは、「主人公が派出所の上に記念館を建てて、亀有の街に逃げ出した」というもの。館内ではこち亀の世界に没入し、街に出れば作品に登場するフォトスポットや既存の銅像、デザインマンホールと連動した“リアルこち亀ワールド”を巡る体験が楽しめます。
館内も見どころ満載です。
5階の「両津大明神」では、作品の誕生の地とされる4畳半の和室を再現し、秋本治先生の手元映像や貴重な資料を展示しています。

4階は壁一面に漫画のコマが広がる原画ギャラリーとなっており、複製原画や大型映像でこち亀の魅力を振り返ることができます。

3階は名場面を体験できる体験型エリアで、両さんの発明品やゲーム性のある展示を用意。

2階には主人公の部屋の再現や名誉館長室があり、記念撮影も楽しめます。

さらに、1階の交流スペースでは亀有の歴史や行事、地域情報を紹介し、街歩きの拠点としての役割も担っています。地域住民と協議を重ね、地域に根差した愛着のある施設づくりを進めてきました。

葛飾区では今後も展示内容や地域連携企画、グッズ展開などをアップデートし、観光客・地域住民・訪日客・若い世代まで幅広く親しまれる施設を目指していくとしています。
【施設概要】

施設名:こち亀記念館
所在地:東京都葛飾区亀有3-32-17
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:20)
休館日:第3火曜日(祝日の場合は直後の平日)
料金:高校生以上700円(葛飾区民500円)、中学生以下300円(葛飾区民100円)、未就学児無料
公式サイト:https://kochikame-kinenkan-official.jp/
Ⓒ秋本治・アトリエびーだま/集英社













