準々決勝で熱戦続き、公立勢・強豪校が揃ってベスト4進出 上尾は44年ぶりの関東切符をかけた一戦

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2025年秋季埼玉県高校野球大会は10月2日、県内各地で準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。勝ち残ったのは上尾、浦和学院、花咲徳栄、浦和麗明の4校です。いずれも4日の準決勝に臨み、関東大会出場をかけて激突します。
上尾は熊谷商との公立校対決に6対2で勝利しました。4回に一挙3点を先制し、6回にも2点を加えて試合を優位に進めました。先発の辻岡瑛人投手(2年)は6安打無四球10奪三振で2失点に抑える快投を披露。2試合連続の完投勝利で、チームを4年ぶりのベスト4に導きました。上尾は1981年以来、44年ぶりの秋季関東地区大会出場を狙います。
浦和学院は大宮東に8対3で快勝。序盤は接戦となったものの、3対2と1点リードで迎えた6回に集中打で一挙5点を奪い、勝負を決めました。強打を誇る浦和学院がその力を見せつけました。
花咲徳栄は春日部共栄を相手に4対1で競り勝ちました。4回に先制すると、6回にも加点。終盤9回にはダメ押しの2点を挙げ、安定した試合運びで勝利を収めました。
浦和麗明は秀明英光との一戦を6対3で制し、ベスト4進出を決めました。攻守のバランスが光り、終始リードを保ちながらの快勝でした。
準決勝のカードは「上尾-浦和学院」「花咲徳栄-浦和麗明」となりました。歴史ある公立校と名門私学、勢いに乗る新鋭がぶつかり合う注目の対戦に、県内の野球ファンの期待が高まります。