県内の最高齢者は112歳、八潮市は県内中規模クラスの高齢者数 増加率から見る地域別の傾向

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埼玉県は9月12日、令和7年度「老人の日」に合わせ、百歳高齢者に対するお祝い状と記念品贈呈について発表しました。今年度、県内で百歳を迎える方は1,925人(男性343人、女性1,582人)で、昨年度比172人増加となりました。
さらに、令和7年9月1日現在で百歳以上の高齢者は合計3,556人となり、昨年(3,358人)から198人増、増加率は5.9%と過去最多を更新しました。10年前と比べると約1.7倍に増え、長寿社会の進展を裏付ける結果となっています。
八潮市の状況
八潮市の百歳以上高齢者は20人で、近隣の草加市(84人)、三郷市(51人)、吉川市(24人)と比べると規模は小さいものの、着実に長寿者が増加しています。同程度の人数を有する自治体としては、伊奈町(20人)、松伏町(13人)、越生町(9人)などが挙げられます。
構成比・増加率ランキング
県全体の構成を見ると、さいたま市(627人)が突出しており、次いで川口市(213人)、川越市(161人)、所沢市(166人)、越谷市(130人)と続きます。大都市部が上位を占める一方で、八潮市は県内市町村別で中堅から下位層に位置しています。
増加率で見ると、令和7年度は男性11.7%増と大きく伸びており、女性の5.1%増を大きく上回りました。県全体の平均増加率は5.9%で、前年(2.2%)と比較して伸び幅が拡大しています。
県内最高齢者
県内最高齢は加須市在住の木村ツネさん(112歳・女性)、男性ではさいたま市の新井保さん(110歳)で、いずれも大正時代生まれの方々です。
県は「百歳を迎えた方々が長年にわたり社会の発展に寄与してきたことに感謝し、広く高齢者福祉への関心を深める機会としたい」としています。