八潮市が約14億円の補正予算案を発表 暮らしに身近な課題にしっかり対応

教職員住宅の解体、学童保育の整備、医療費システムの見直しなど、日常生活を支える取り組みに注力

八潮市は、2025年7月22日に開会した市議会・第3回定例会において、令和7年度の補正予算(第4号)として、総額約14億2,646万円を追加する案を発表しました。これにより、市の一般会計予算は合計約454億7,286万円に拡大されます。

この補正予算は、市民の暮らしに直結する「すぐに取り組むべき課題」への対応を目的としており、身近な生活支援や施設整備などに重点を置いて編成されています。

具体的な支出内容は?

今回の補正で計上された主な事業と金額は以下のとおりです。

■ 小作田教職員住宅の解体工事 【約2,570万円】

老朽化により使用されなくなった市有住宅(教職員住宅)を解体し、安全確保と土地の有効活用を進めます。

■ 小学校の教室を学童保育所に改修 【約754万円】

潮止小学校と大曽根小学校の教室を改修し、放課後児童クラブ(学童保育)として活用。共働き家庭の子育てをしっかりサポートします。

■ 障がい者医療費支援のシステム改修 【約330万円】

重度心身障がい者への医療費支援制度の改正にあわせ、システムを見直します。使いやすく、迅速な対応を目指します。

■ 市内道路の補修工事費 【約66万円】

通学路や住宅街などの道路を安全に保つため、傷んだ箇所を補修します。

■ 鈴木孝行教育基金への積立 【約179万円】

市に寄せられた教育分野への寄附金を、子どもたちの未来に役立てるための基金として積み立てます。

歳入(財源)はどこから?

市の支出にあわせて、補正された主な財源(歳入)も発表されています。

  • スーパー・シティ事業補助金(埼玉県より)…約100万円
  • 戸籍業務システム改修費補助金約81万円
  • 障がい者医療システム改修費補助金約100万円
  • 前年度の決算剰余金(余ったお金)の活用約27億円
  • 市債の補正(借り入れの調整)約6.5億円の減額

継続中の事業についても見直し

これまでに決まっていた事業のうち、実施時期の変更や見直しが行われました。

  • 小作田教職員住宅の解体工事費:継続費の年割額と総額を見直し
  • 鶴ヶ曽根・二丁目の調整池築造事業負担金:事業延期のため、継続費を一時廃止

また、来年度以降に関わる契約として、潮止小・大曽根小の学童保育所の運営委託などに対応する債務負担行為(契約枠の設定)も追加されました。

一般会計以外の特別会計の補正額(抜粋)

  • 国民健康保険特別会計約2億5,084万円増
  • 介護保険特別会計約1億4,273万円増
  • 後期高齢者医療特別会計約6億7,481万円減

市からのメッセージ

市は、「財政はまだ厳しい状況が続いていますが、市民の皆さんからの声や地域の課題に丁寧に向き合い、必要なところにしっかり予算を使ってまいります」としています。

今後、議会での審議を経て予算案が成立すれば、市民生活に直結するさまざまな施策がさらに前に進むことになります。

【お問い合わせ先】
八潮市 企画財政部 財政課
TEL:048-996-2111(内線306・477)

 

 

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