昌平が満塁弾で花咲徳栄に劇的サヨナラ勝ち 浦和実や春日部共栄も5回戦進出、公立校は3校が勝ち残る
第107回全国高等学校野球選手権埼玉大会は、7月19日に4回戦が行われ、ベスト16が出揃いました。春季大会で初戦敗退を喫した実力校の昌平や浦和実業、出場を辞退していた春日部共栄といったノーシード校が、今大会では力強い戦いぶりを見せて5回戦に進出しました。
一方で、2017年に埼玉県勢として初の全国制覇を果たした名門・花咲徳栄が、4回戦で昌平に敗れる波乱が起きました。試合は延長十回、花咲徳栄が得点を奪えず迎えた裏の守備で、昌平の満塁本塁打を浴びサヨナラ負け。2年連続の夏の甲子園出場はなりませんでした。
今大会では、浦和学院も3回戦で滑川総合に敗れるなど、近年の埼玉野球界をけん引してきた両校が序盤で姿を消す、波乱含みの展開となっています。その滑川総合を破ったのが、センバツベスト4の浦和実。春の悔しさを糧に着実な成長を見せ、5回戦へと駒を進めました。
また、公立校では上尾、大宮北、伊奈学園の3校が勝ち残り。いずれも春季大会で好成績を収め、シード権を獲得した実力派公立校が、夏の舞台でも存在感を放っています。
なお、7月21日(月)には5回戦が行われ、以下のカードが予定されています。
- 浦和実-西武文理
- 伊奈学園-埼玉平成
- 昌平-上尾
- 狭山ケ丘-川越東
- 春日部共栄-西武台
- 山村学園-早大本庄
- 大宮北-聖望学園
- 山村国際-叡明
八潮市近隣の高校としては、越谷市の叡明高校が細田学園を7-1で破り、ベスト16入り。地域の期待を背負ってのさらなる快進撃が注目されます。今後も目が離せない埼玉大会。熱戦の行方に引き続き注目が集まります。