市民と児童の声を反映した校名選定 八潮市の教育の新たなモデル校に期待

新設小学校 予定イメージ
2025年6月18日、八潮市は現在建設中の新設小学校の校名を「八潮市立花桃小学校(はなももしょうがっこう)」とする方針を正式に発表しました。市の学校教育審議会による長期的な議論と市民・児童生徒の意見を反映した結果です。
校名決定までのプロセス
新設小学校の校名選定は、令和5年5月より八潮市学校教育審議会を中心にスタート。市民からの公募では、559人から202種類の校名案が寄せられました。
その後、審議会による選定基準に基づいて候補が4つに絞られ、「花桃」「茜」「垳」「八潮」の4案について、関係する小中学校の児童・生徒1,659人を対象にアンケートが実施されました。最も得票が多かったのが「花桃」で、全体の29.7%(493票)を占めました。
この結果を踏まえ、令和6年11月13日の審議会では複数回の投票が行われ、最終的に「花桃」が9票を獲得し、校名候補として選出されました。
教育委員会への答申と今後の手続き
令和7年3月28日には、これまでの議論をまとめた答申書が教育委員会に提出され、「八潮市立花桃小学校」が正式な校名案として答申されました。
今後は、八潮市教育委員会による審議を経て、校名を含む「八潮市立学校設置条例」の改正案が市議会に提出され、議決をもって正式決定となります。附帯意見として、新校が「小中一貫教育を中心とした八潮市の教育推進校として、安全・安心な学校生活を提供すること」への期待も表明されました。
花桃小学校に込められた願い
選定された「花桃」という名称は、八潮の自然と親しみやすさを感じさせ、児童や地域住民にとっても馴染みやすく覚えやすい名前です。八潮市ではこの新設小学校を、小中一貫教育の推進拠点とする構想も進んでおり、地域の教育モデル校としての期待が寄せられています。
※本記事は市の公式発表および関連資料をもとに構成しています。正式な校名決定は、今後の市議会議決をもって確定します。