熾烈な攻防を制し、花咲徳栄が昌平を下して春の埼玉を制覇
2024年5月5日、さいたま市大宮区に位置する県営大宮公園球場で行われた春季高校野球埼玉県大会の決勝戦は、13年ぶりの頂点を目指す花咲徳栄と前回春季大会覇者の昌平が激突し、花咲徳栄が20-6で圧勝しました。
試合初回から花咲徳栄は攻撃の意気込みを見せ、生田目の活躍を中心に先制点を挙げると、三回には阿部の適時打でさらに点差を広げました。昌平も反撃を見せ、二回裏には石川の活躍により点を取り返すものの、花咲徳栄の攻撃を止めることはできませんでした。
特に記憶に残るのは、四回表での花咲徳栄の打線の爆発。打者15人が猛攻を見せ、10得点を挙げる圧巻のパフォーマンスを披露しました。昌平もすぐさま3点を返す粘りを見せましたが、花咲徳栄の勢いは止まらず、最終的に14点差をつけて勝利しました。
この勝利により、花咲徳栄は平成23年以来、13年ぶりに埼玉県の春季高校野球大会の頂点に立ちました。また、この勝利で、花咲徳栄と昌平は共に18日から群馬県で開催される春季高校野球関東大会への出場権を獲得しました。
両チームから放たれた合計34安打、3時間1分に及ぶ熱戦は、見る者すべてを魅了しました。花咲徳栄の選手たちは、この勝利を足掛かりに、春季高校野球関東大会、そしていよいよ始まる夏の大会での高みを目指すことでしょう。
尚、春季高校野球埼玉県大会でベスト16に進んだ出場校は以下の通り。以下の高校は、夏の埼玉大会でのシード権を獲得した。
- 花咲徳栄
- 叡明
- 春日部共栄
- 昌平
- 西武文理
- 山村学園
- 川越工
- 川越西
- 川越東
- 立教新座
- 浦和学院
- 西武台
- 埼玉栄
- 東農大三
- 熊谷商
- 上尾