問題の原因とされる除草剤成分の蓄積が確認されるも、具体的な人物や因果関係が特定できず
中古車販売大手、ビッグモーターの埼玉県内3店舗周辺で街路樹が不自然に枯死する問題が発生したことを受け、埼玉県警は7日、器物損壊容疑での捜査結果を検察に提出したと、各報道が報じました。
昨年、県などからの被害届を受けて開始された捜査では、除草剤成分が土壌に蓄積されていることが明らかとなっていた。
報道によると、所沢市の所沢店とさいたま市緑区の浦和美園店では、植え込みの土壌から除草剤の成分が検出されたものの、成分を散布した具体的な人物や、除草剤の散布と街路樹の枯死との直接的な因果関係を特定することはできず、「容疑者不詳」で書類送検した。
一方、八潮市の八潮店では、切り株から除草剤の成分が確認されたが、これが器物損壊の容疑に当たるかどうかは明確ではないとしている。
3店舗の関係者は、県警の事情聴取に対し、「雑草を除去するために除草剤を使用した」と供述している。この問題について、今後の検察の判断が注目される。