昭和のノスタルジー感漂う市役所の市民食堂「金龍」
内容的にはちょっとグルメって内容ではないのですが…。
いよいよ八潮市役所の新庁舎落成を前に、旧庁舎で長い間営業を続けられていた、市民食堂「金龍」さんに伺ってきました。10月末を以て閉店とのことです。
存在自体は昔から存じてはおりましたが、伺うのはこれが初めて。おそらく存在を知らない方も多いんじゃないでしょうか。庁舎正面を入って、ちょっと奥にあります。
実は数日前にyahooニュースや埼玉新聞さんに取り上げられてまして、そのせいか、大変な来客数だったようです。「過去一番」とおっしゃってました。すみません我々もその口でして…。
なので、しばらくは混みあいそうです。13時過ぎに伺いましたが、運よくご飯の用意があったみたいで、私たちで打ち止めだったようです。ラッキー。
なんかもう、いかにも昔の食堂というか、レトロ感あるというか、なんとなく昔の高校の学食を思い出させる雰囲気で昭和って感じ。ステンレスのトレーや、何度も修復された天井などが時代を感じさせます。列の前にいらっしゃった職員の方も、48年間通い続けているとのことでした。
今月いっぱいでクローズされると張り紙にもありました。初めて来たのに何か感慨深い。
メニューはいくつかあって、どれもお値打ち価格。なんですが、先般のニュースに取り上げられたせいなのか、おそらく他のメニューまで対応できなかったのか、この日は日替わりのランチのみとなっていました。相当いらっしゃったみたいですからね。致し方ないです。とにかく返却口のトレーの数が半端じゃなかった…。
支払いはカウンターに並んだ際に現金でのお支払い。
そしてこちらが日替わりのランチ。この日の日替わりはチキンカツ定食。お新香や梅ぼしなどがセルフで頂けます。付け合わせはきんぴらごぼう。「ご飯が残り少ないので、小盛になっちゃうかも」と言われてましたが、全然問題なかったですよ。
このステンレスのトレーがまた歴史を感じさせてくれます。もう少しうまく撮りたかったんですが、ちょっとご迷惑になりそうだったので、このショットだけでご勘弁ください。
ちょうどよいボリューム。素朴さもあって、いかにも定食!!。というお味でございました。ごちそうさまでした。
新庁舎への移転もお話しがあったようですが、旧庁舎閉鎖に伴って閉店とのこと。市役所付近は、昔は食事するところも少なかったようで、旧庁舎ができてから長い間、職員さんや近隣の方たちの食の面倒を見ていただいていたのでしょうね。まさに街の行政機関を影ながら支えてくれた立役者の一人。
48年間本当にお疲れさまでした。最終日までラストスパート、頑張ってください。ありがとうございました。