原材料や人件費の高騰を受けて価格改定を実施 品質維持と安定供給のための判断

吉野家 牛丼
牛丼チェーン「吉野家」は、2025年4月10日(水)14時より、全国の店舗にて一部メニューの価格改定を実施。今回の改定では、主に丼物や定食の価格が引き上げられますが、「牛丼(並盛)」など一部の商品は価格を据え置く方針です。
具体的には、丼物の並盛・アタマの大盛・大盛が税別で一律40円の値上げ、特盛・超特盛は60円、定食は70円の値上げとなります。たとえば「牛丼(大盛)」は税別価格で633円から673円に、店内での税込価格は696円から740円、テイクアウト価格は683円から726円にそれぞれ改定されます。
そのほかの主な商品としては、「牛丼(特盛)」が税別793円から853円、「から揚げ丼(並盛)」が523円から563円、「牛カルビ丼(並盛)」が613円から653円へと変更されます。
一方で、「牛丼(小盛・並盛)」や朝食メニューについては、現行の価格が維持されます。また、定食や御膳のご飯の増量やおかわり無料サービスについても、引き続き継続される予定です。
吉野家は、今回の価格改定について「原材料価格の高騰や物流費、人件費の上昇が長期化しており、現在の品質を維持しながら安定した商品提供を続けるため」と説明しています。
消費者にとっては一部で値上げとなりますが、今後も安心して利用できる品質の確保が目的とされており、他の飲食チェーンの動向にも注目が集まりそうです。