ジャーナリスト安藤優子さんをお招きした基調講演も開催
来たる2024年1月27日(土)28日(日)の二日間にわたり、「全国フェミニスト議員連盟ウィンターセミナーin埼玉2024 進め!ジェンダー平等 ~自分らしく生きるために~」が開催されます。
「ジェンダー」とは、社会的・文化的に構築された性別の役割や期待に関連する概念を指します。通常、「性別」は、生物学的な性別(生物学的に男性または女性であること)と、「ジェンダー」は社会的に構築された性別の側面を指します。
ジェンダー平等は、男性と女性、または異なるジェンダーを持つ人々が社会的な、経済的な、政治的な機会や権利において平等である状態を指します。これは、性別に基づく差別をなくし、男女双方が同等の機会を享受し、同じ条件で生活できるようにすることを目指しています。
国際連合が提唱した17の目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」。皆さんもご存じのこのSDGsは、2030年までに世界的な持続可能な発展を達成することを目指しています。これらの目標は、社会、経済、環境の三つの次元にわたる持続可能な発展を促進するもので、その中でジェンダー平等にも特に焦点が当てられており、「SDG 5: ジェンダー平等の達成」として定められています。
ジェンダー平等にはいくつかの側面があります。
- 教育: 男女双方が平等な教育を受ける権利があるべきであり、教育機会において性別に基づく差別がないようにすることが求められます。
- 雇用と経済的機会: 男女が同じ職場で同じ仕事を同じ報酬で行えるようにし、キャリアの進展においても性別に基づく差別がないようにすることが重要です。
- 政治参加: 政治の意思決定においても男女平等が求められます。女性が政治的なリーダーシップや決定権を持つことが奨励され、支援されるべきです。
- 健康と家庭生活: 健康な生活や家庭生活においても、男女双方が共同で責任を担い、家事や育児の負担が平等であることが望ましいです。
- 法的な権利と保護: 男女双方が法の下で平等であり、性別に基づく差別が禁止されることが重要です。
これらの取り組みにより、ジェンダー平等は社会全体の発展と公正を促進し、個々の人々がポテンシャルを最大限に発揮できるようになります。国際的な組織や国内の政府、非営利団体は、ジェンダー平等の推進に向けた様々な取り組みを進めています。
今回行われるセミナーでは、フェミニズムに根付いた政治と市民活動をサポートする議員団体「全国フェミニスト議員連盟」が主催し、「日本政治の女性認識」についてや、各女性首長による講演により、このジェンダー平等について、政治参加の側面などから議論する場として注目されています。
一般の方、学生の方も参加可能。また第一日目はネット配信での視聴も可能とのことですので、ご興味のおありな方は是非ご参加ください。
開催日
2024年1月27日(土) 13:00~16:30
2024年1月28日(日) 9:30~12:00
開催会場
八潮市メセナアネックス(八潮市民文化会館別館)
(埼玉県八潮市、つくばエクスプレス八潮駅北口すぐ)
セミナー内容
第一日 2024年1月27日(土)
【基調講演】
■日本政治の女性認識 13:30~15:00
講師:安藤優子さん
■職歴・経歴
上智大学外国語学部比較文化学科卒(現:国際教養学部)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 グローバル社会専攻 修士課程修了(2005年4月~2008年3月)。社会学修士号取得。東京大学大学院人文社会系研究科 客員准教授 (2009年4月1日~9月30日)
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 グローバル社会専攻 博士課程後期・満期退学(2013年9月)。グローバル社会学博士号取得(2019年9月)。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部 客員教授(2023年4月~)。
初めての報道番組テレビ朝日系の「今、世界は」では主に“連帯”発足当時のポーランド、ソビエト連邦、フィリピンの米軍基地潜入ルポ、アメリカ日系一世の記録などの取材レポートを担当する。続く「TVスクープ」でも、ロッキード裁判に揺れる越山会を始めとする国内取材、また、民放連賞を受賞した「写真の中のベトナム戦争」(1985年)では、レポーターを担当。1986年5月には、テレビ朝日系「ニュースステーション」のフィリピン報道で、ギャラクシー賞個人奨励賞を受賞。その後はフジテレビ報道と契約。1987年から連日のニュース番組の生放送でキャスターとして取材、放送を手掛けてきた。フジテレビ系では「スーパータイム」「ニュースJAPAN」「スーパーニュース」を経て、2015年3月30日から同系の「直撃LIVE グッディ!」MCに。(2020年9月にて終了)
■主な取材(2011年~)
2011年 東日本大震災(以降、被災地復興・原発問題など取材継続中)
2012年 尖閣諸島での哨戒機訓練・中国共産党大会取材 米国大統領選
2013年 インドネシア経済最前線を取材、5月オランダ王位継承
2015年 ミャンマー アウン・サン・スーチーさん単独インタビュー
2018年 米朝首脳会談(トランプ大統領・金正恩委員長)
■著書
『自民党の女性認識―「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)
『ひるまない』(講談社)
『以上、現場からでした。』(集英社)
『似合う服がみつからない!』(集英社)
『あの娘は英語がしゃべれない!』(集英社) など
【パネル講演】
■女性首長のリアル 15:15~16:30
埼玉県63市町村中、女性首長は5名。当日は3名の首長から、女性首長ならではの視点、苦労やこれからの目標等をお話しいただきます。
山川ゆりこ草加市長(1期目) 埼玉県 草加市長。元 埼玉県議会議員 当選4回 衆議院議員(埼玉3区、草加市越谷市) 当選1回、比例北関東ブロック選出出典:草加市公式サイトより |
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柴﨑光子和光市長(1期目) 2021年5月23日に行われた和光市長選挙に立候補。「市政の継承」を掲げる事で前市長の松本の支援を受け、前市議会議長の吉田武司との一騎打ちを制し、初当選。出典:和光市公式サイトより |
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大澤タキエ長瀞町長(3期目) 長瀞町議会議員、長瀞町赤十字奉仕団委員長、社会福祉法人長瀞福祉会理を勤め、平成25年7月に長瀞町長就任。平成29年7月では無投票で再選。令和3年7月3選。出典:女性首長によるびじょんネットワーク 実行委員会 |
第二日 2024年1月28日(日)
【分科会】9:30~11:30
第1分科会
会計年度任用職員の現状と課題
講師:埼玉大学ダイバシティー推進センター准教授 柴﨑光子さん
公務非正規・女性全国ネットワーク(はむねっと)共同代表、複数の公立女性関連施設で事業コーディネータとして勤務。
会計年度任用職員制度が開始して、4年。3年目の壁を経験し見えてきた現状や課題、そして今後について。
また、自治体により会計年度を担う仕事等も異なり、その点についても皆さんと考えて行きたいと思います。
第2分科会
埼玉県のオーガニック給食推進と有機給食
講師:埼玉県学校栄養士研究会会長 今井ゆかりさん
昨今、オーガニックや有機給食などを実施する自治体が増えている中、オーガニックや有機給食など様々な声が高まっています。30年以上前から地元有機農家より食材を学校給食に取り入れてきた今井先生から、そこに至る経緯や苦労、そしてこれからについて。
有機農家チャピベルト田中社長から、学校給食に食材を入れるための工夫や努力、必要性について。
所沢市公設給食センター栄養教諭より、大規模調理においてオーガニックや有機給食をどのように取り組むか、お話を伺います。
また、越谷市でオーガニック給食を求める活動をされている皆さんにも、活動に至ったきっかけや想いをお話いただきます。
第3分科会
俺たちのジェンダー入門
講師:恋バナ収集ユニット桃山商事代表 清田隆之さん
直近データでは、日本ジェンダーギャップ指数は146カ国中125位。ジェンダー平等は、女性だけでは変えることができず、男性からの視点や理解が不可欠。ジェンダー平等の実現を男性目線から考察します。
参加費用
- 会場参加 議員 5000円
- 会場参加 一般 2000円
- 会場参加 学生 500円
- オンライン参加(1日目のみ) 2000円
- オンライン参加(1日目のみ)学生 500円
お申込方法
以下Peatixよりお申し込みください。
懇親会
イタリアンバル パステル八潮南店(会場すぐそば)
17:30~19:30 参加費用 5,000円
主催/お問合せ
全国フェミニスト議員連盟ウィンターセミナーin埼玉 2024 実行委員会
メールは▶こちら