特別に難しい審査基準が設けられているわけではありません。お互いの朝顔を眺めながら出来栄えを確かめ合い、その年の花を楽しむ。競い合うこと以上に、朝顔をきっかけとして顔を合わせ、会話を交わすことが大切にされている催しです。
表彰では受賞者に記念品が手渡され、会場は大きな拍手と笑顔に包まれました。育ててきた日々が報われるような、皆さんのうれしそうな表情が印象に残ります。




46回にわたり受け継がれてきた地域の交流
主催する大原親睦会は、町内でのボランティア活動や住民同士の交流を目的に結成された団体です。かつて100人近くいた会員は現在30人弱になりましたが、今も地域に根差した活動を精力的に続けています。
暮らし方や地域を取り巻く環境が変化するなか、一つの行事を46回も続けることは決して簡単ではありません。苗を用意する人、数カ月かけて育てる人、会場を整える人。それぞれの小さな力が重なり、朝顔コンクールという大原地区ならではの風景が守られています。


コンクール終了後には懇親会も開かれました。テーブルを囲み、乾杯を交わしながら談笑する姿からは、長年一緒に地域を支えてきた皆さんの温かな関係が伝わってきます。
朝顔は一日花と呼ばれ、咲いた花はその日のうちにしぼんでしまいます。それでも毎朝、新しい花を咲かせてくれるところに、この花ならではの魅力があります。
大原地区の朝顔コンクールもまた、一年に一度の催しを大切に積み重ねながら、人と人とのつながりを育ててきました。会場に咲いた花々は、地域の皆さんが守り続けてきた46年分の絆を映しているようでした。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など、色々ともまれまして、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。とある町会役員。












