17日午前7時4分ごろ、茨城県つくばみらい市下小目に位置するつくばエクスプレス（TX）のみらい平-守谷駅間で、つくば発秋葉原行きの上り列車が走行中、運転士は停止信号を受信しました。この信号表示は一瞬だけでしたが、運転士は即座に後続の列車に対して同区間の徐行運転を指示しました。
技術係員が現場に到着したところ、レールが幅1センチにわたり破断していることを確認しました。この事故により、首都圏新都市鉄道は原因調査に着手しています。
破断したレール部分(首都圏新都市鉄道)
同社によると、事故発生後、列車は当該区間で徐行運転を行い、その後午前11時から午後0時にかけて守谷-つくば駅間の上下線で運転を一時見合わせ、仮復旧作業を行いました。レール破断が発見されたみらい平-守谷駅間は、17日終日徐行運転を続け、終電後に本格的な復旧作業が行われました。これにより18日始発からは通常運行が再開されています。
この影響で、TXは守谷-つくば駅間で上下計22本が運休となり、約1900人の通勤・通学者に影響が出ました。同社は、振り替え輸送や代行バスの運行を行い、利用者の移動をサポートしました。
この路線は、信号電流をレールに流すシステムのため、レールが破断すると自動停止する仕組みがあります。TXでは昨年2月にも同様のレール破断が発生しており、原因究明がすすめられています。
