最近、県内東部で高級車の盗難が急増しています。
特にアルファードやランドクルーザー、ハイエース、ミニバンといった車種が、盗難の標的にされています。これらの車はドアロックされていても、鍵がなくても盗まれるケースが続々と報告されています。
犯罪者たちは高度な技術を使い、車両のセキュリティシステムを突破しています。その方法の一つが「リレーアタック」と呼ばれる手口。これは、スマートキーから発せられる微弱な電波を特殊な機器で中継し、ドアロックを解除するものです。
もう一つの手口は「CANインベーダー」と呼ばれ、車の配線に専用端末を直接接続してシステムに侵入し、エンジンを始動させる方法。
これらの犯罪から自分の車を守るためには、以下の対策が有効です。
- 車両の施錠と盗難防止器具の使用
- 車を離れる際は必ず施錠する。
- 警報器やハンドルロックなどの盗難防止器具を使用する。
- スマートキーは金属製の容器や電波遮断ポーチに保管する。
- 駐車場に防犯カメラやセンサーライトを設置する。
- 個人の注意と防犯グッズの活用
- 短時間の外出時でもキーを抜く習慣をつける。
- 盗みにくいことを示す外部から見える防犯グッズを使用する。
- 自宅駐車場のセキュリティ向上
- 自宅駐車場でも、しっかりとした門扉やフェンスの設置。
- シャッターや門扉には開閉時に音がする仕組みを取り入れる。
- 防犯ライト(センサーライト)を設置する。
これらの対策は、車両所有者個人だけでなく、駐車場の管理者にも求められるものです。
不審者を見かけた場合は、直ちに110番に通報しましょう。地域全体で協力し合うことが、自動車盗難防止の鍵となります。