市内に11校目の小学校が新設されます
既にご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、現在、市内で小学校の新設を予定しています。
南西部の区画整理の計画時、それこそTXが開通するかしないか位の頃から、計画されていた話だと認識しているのですが(これは用地のみだったのかな?)、先日この新設小学校のパブリックコメントの募集があり、沢山の意見があったようです。
という訳で、ちょっと興味本位ではありますが、この「新設小学校」の計画について取り上げたいと思います。
人の増加による小学校の教室不足を懸念
現在、市内へ移転されてくる方々、市南部、駅周辺に関しては新規住民の流入が急増。当然児童生徒数も増加しています。大瀬小学校や潮止中学校では、校庭にプレハブ棟を建設し、教室数を増やしてこれに対処しています。
令和2年に教育委員会が策定した「八潮市学校適正配置指針・計画」によると、
・南部地区の開発に伴い児童生徒数が増加し、大曽根小学校、大瀬小学校、大原小学校、潮止中学校 では、児童生徒数が大きく増加すると予想される。
・大瀬小学校近辺では、大規模集合住宅の影響により、今後、大瀬小学校及び潮止中学校の児童生徒 数が急増すると見込まれ、ここ数年で教室の不足が懸念される。
・大曽根小学校においても数年後に教室数不足が生じる推計が出ている。
という発表がありました。
市では、これに対応するため、現在、南部地区において埼玉県が施行している、土地区画整理事業により整備される予定の新設小学校用地に、小学校を新たに建設し、令和7年度当初に開校することを予定しています(その後計画が一部変更となり、現在開講予定は平成8年4月を予定しています)。
新しい小学校はどこにできるの?
現在予定されている建設地はこちら。
南部にある潮止中学校に隣接することになります。
以前より八潮市では「小中一貫教育」という取り組みをおこなってます。小中学校の「学び」をつなぎ、義務教育9年間にわたる連続性・系統性を大切にした学習指導、生徒指導等の充実により「学力・体力の向上」と「豊かな心の育成」を目指すというもの。実際、15年以上もの取り組みで、基礎学力の向上に一定の成果が表れ、不登校児童生徒や非行問題行動が大幅に減少という実績を上げているとのこと。
「小中一貫教育」の一環で、施設分離型(小学校2校、中学校1校でブロックを編成)という手法を取られていましたが、今回の新設校では物理的に校舎を隣接することで、一層の効果が期待されます。
令和4年度八潮市小中一貫教育推進計画「はばたきプラン」(PDF:3,114KB)
今後のスケジュール
当初、基本計画を令和4年3月に完了、竣工を令和7年2月、開校を令和7年4月としていましたが、令和4年3月に八潮駅周辺の南部地区における児童数推計を実施した結果、令和7年度では、大曽根小学校および大瀬小学校において教室不足が発生しないことが判明しました。
ということで今後の整備については、下記のスケジュールに変更となりました。
- 基本計画:令和4年9月完了
- 実施計画:令和5年9月完了
- 工事着工:令和6年1月
- 工事竣工:令和7年10月
- 開校日:令和8年4月1日
あくまでも現在ある基本計画案のグラフィックです。基本計画が確定ではないので、諸々変更となりますから、今時点でのイメージと思っていただければ。
≪新設校のキャッチコピー(メインコンセプト)≫
「ひと・自然にやさしい、光と風にあふれる開かれた学び舎」
屋上にブールがあるんですね。体育館はその下にあります。校舎の中に組み込まれるようです。新設校なのでハード面ではセキュリティや新しい機能的なものが色々と導入されるんでしょうね。
令和4年7月現時点での基本計画案など、既に八潮市のホームページに資料がアップされていますので、是非一度ご確認ください。
新設小学校の整備について▶こちら
※八潮市の情報を基に構成していますが、言い回しや説明不足の点がありましたら、何卒ご容赦ください。
詳しい情報は、八潮市のホームページをご覧ください。