八潮・三郷・草加の比例結果を分析 数字が映す「安定」と「揺らぎ」
衆院選2026の結果をめぐり、各報道では「自民党圧勝」という表現が目立っています。埼玉14区(八潮市・三郷市・草加市)の比例代表選挙の開票結果を見ても、その評価を裏付ける数字が並びました。一方で、小選挙区では自民党候補と国民民主党候補が最後まで競り合う展開となり、同じ選挙区の中に異なる様相が浮かび上がっています。
比例代表では、3市すべてで自由民主党が得票率30%を超え、他党を明確に引き離しました。得票数は八潮市12,649票、三郷市19,137票、草加市34,596票。人口規模に応じた差はあるものの、割合としては3市ともほぼ共通しており、地域を問わず今回は安定した支持基盤が確認できます。
一方で、小選挙区に目を向けると様相はやや異なります。埼玉14区では、自民党候補の藤田誠氏と国民民主党候補の鈴木義弘氏が開票終盤まで接戦を繰り広げ、比例代表ほどの一方的な差は生まれませんでした。比例では国民民主党が2番手グループとして一定の票を確保しつつも、自民党との差は明確でしたが、小選挙区では候補者個人への支持や争点の受け止め方が、より強く反映された形です。
比例代表で次点につけたのは、中道改革連合と国民民主党です。中道改革連合は草加市18,777票、三郷市10,313票、八潮市6,125票を獲得。国民民主党も草加市14,289票、三郷市9,765票、八潮市5,571票と、3市共通で安定した支持を集めました。ただし、比例ではいずれも自民党との差は大きく、「圧勝」という評価を覆すまでには至っていません。
中堅・新興政党についても、チームみらいや参政党、日本維新の会などが一定の票を積み上げましたが、構成比は3市でほぼ同じ。比例代表全体としては、どの市でも似通った政党配置となっています。
繰り返しになりますが、今回の埼玉14区の結果を総合すると、「比例代表では自民党が3市すべてで圧勝」という構図がある一方で、「小選挙区では国民民主党が肉薄し、接戦となった」という別の側面も見えてきます。比例と小選挙区という二つの制度を通して、有権者が政党への支持と、候補者や選択肢への緊張感ある判断を使い分けた選挙だった、と言えそうです。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいます。長年ベンチャー企業でエンタメ業界や株式公開など色々と荒波にもまれ、現在本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。ガンプラ熱再び。
















