埼玉県八潮市は11日、マイナンバーカード取得者を対象としたマイナポイント申込支援窓口のアルバイト男性(32)が、市民2人に付与された計4万円分のポイントを不正取得したと発表した。市によると、ポイント付与先としてひも付けた電子マネー「nanaco(ナナコ)」のカードを別のものとすり替えていた。
男性は川口市の支援窓口でも業務を担当し、同様の手法でポイントを得ていたという。
八潮市の窓口業務は委託先の事業者が担当。男性は3月、窓口で市民2人からカードを預かって付与先としてひも付けし、事前に準備した別のカードと入れ替えていた。
ポイントが付与されていないことに市民が気付き、不正が判明した。ポイントは全て使われており、同市は刑事告発などの対応を検討している。