差押え件数は過去最高を記録!滞納対策の徹底で税収確保を強化

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埼玉県と県内全63市町村は、税収未済額の圧縮と滞納の防止を目的に、令和6年10月から12月の3か月間、「ストップ!滞納」をスローガンに掲げ、滞納整理を集中的に実施しました。
その取組結果が発表され、税収確保に向けた成果が明らかになりました。
過去最高の差押え件数を記録

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今回の強化期間では、滞納整理の一環として、預貯金や給与、不動産などの財産を差し押さえる措置を強化。その結果、差押件数は15,025件(前年比1,542件増)となり、過去最高を記録しました。
<差押財産の内訳>
- 預貯金 … 9,297件
- 給与 … 3,493件
- 生命保険 … 952件
- 売掛金等 … 728件
- 不動産 … 391件
- 自動車 … 93件
- その他 … 71件
不動産の公売で約1.5億円の税収確保
また、県と市町村が連携し、差し押さえた不動産の共同公売を実施。その結果、48件の公売公告のうち、17件が落札され、総額1億5,521万9,395円の税収を確保しました。
<不動産公売の実施状況>
- 公売執行機関数 … 21市町・1県税事務所
- 公売公告物件数 … 48件(落札物件数:17件)
- 合計落札価額 … 155,219,395円
38万通以上の催告書を送付し、納税を促進
滞納者に対しては、納税を促す文言やデザインを工夫した催告書を送付。合計38万810通の催告を行い、自発的な納付を促進しました。
今後も滞納対策を強化し、税収確保を推進
埼玉県では、財産や資力があるにもかかわらず納税を行わない場合、給与や売掛金、自動車などの財産を差し押さえる措置を引き続き実施する方針です。県と市町村が連携し、さらなる税収確保対策を進めていきます。
税金は、地域の発展や公共サービスの充実に不可欠な財源です。納税義務を果たし、健全な社会づくりに貢献しましょう。