開始20分前の決断、74万人が影響受けるも混乱なし
7月20日(土)、東京・足立区で予定されていた「足立の花火」大会が、開始直前に中止となりました。
主催者である足立区などは「落雷の恐れがあったため」と説明しています。この決断により、昨年約74万人が訪れたこの大規模イベントは開始前に幕を閉じましたが、大きな混乱は避けられました。
午後7時20分から東京・足立区の荒川河川敷で約1万3000発の花火が打ち上げられる予定だったこのイベントは、開始約20分前の午後7時前に中止が決定されました。
足立区役所は午後7時11分に公式SNSで「荒天のため中止いたします。楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に申し訳ございません。ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」と発表。この決定は公式サイトやSNSを通じて迅速に伝えられ、多くの来場者に受け入れられました。
会場では、来場者に帰宅を促すアナウンスが流され、警備員が安全に誘導を行いました。その結果、最寄り駅での混雑は発生したものの、大きな混乱はなく、スムーズな撤収が行われたとのこと。この対応について、SNS上でも「ナイス判断」「安全第一で仕方ない」といった肯定的な声が多く寄せられました。
当日は関東地方で大気の状態が不安定で、午後から東京都内各地で雷を伴うゲリラ豪雨が発生。このため、中止の決定は妥当とされています。足立区議会議員などもSNSで「足立の花火、直前で中止。楽しみに待っていただいていた多くの方。本当に申し訳ございません。ただ、どうしても人命にはかえられません」と理解を求めました。
一方で、「足立の花火」には有料席が設けられており、その払い戻しについても関心が寄せられています。特にふるさと納税で入手した有料席については払い戻しが行われないことが明記されており、その点についての不満も見られましたが、一部の報道で担当者は「ふるさと納税のサイトにも、払い戻しがない旨を明記しておりますので、ふるさと納税分を除いたチケットは全額払い戻しします。また、有料観覧席は完売しており、約3000万円の損失になりますが、人命最優先ということでご理解いただきたい」とコメントしています。
今回の花火大会中止では、花火業者側にも全額の支払いが行われる予定とのこと。前回は4年ぶりの開催となったこのイベントが、再び次回の開催を迎えることが期待されます。
足立区の花火大会は、都内開催の大規模花火大会の先陣を切る夏の風物詩として、多くの市民に親しまれています。例年、色とりどりの花火が夜空を彩り、多くの人々に感動を与えてきました。
次回の開催に向けて、今回の教訓を生かし、さらに安全対策を強化することで、再び美しい花火が打ち上げられる日を心待ちにしています。
<Hacchinさん>
「やしおん」運営代表。ずっと八潮の人。30年近くネットの世界にいて20年以上ネットマーケティングやWEBの世界にいます。
本職は小さなゲーム会社の管理部長。BBQインストラクター資格。強面ですが下戸なんです。