TX 輸送需要が回復基調、営業利益も2期連続で最高益を達成
東京都千代田区に本社を置く首都圏新都市鉄道株式会社は、2023年度の営業実績を発表しました。
新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐなか、同社の主力路線であるつくばエクスプレス(TX)の輸送需要が回復基調を続けています。
■ 旅客輸送人員が9.7%増加
2023年度の一日当たりの旅客輸送人員は38.3万人となり、前年度比3.4万人増(9.7%増)と大幅に増加しました。新型コロナの影響が和らぎ、TX の利用者が戻ってきていることがうかがえます。
■ 営業収益と営業利益が大幅増加
営業収益は45,235百万円と、前年度比4,367百万円増(10.7%増)となりました。一方、営業費は36,623百万円と前年度並みに抑えられ、この結果、営業利益は8,611百万円と前年度比4,345百万円増(101.9%増)の大幅な増益となりました。
■ 2期連続で最高益を達成
経常利益は6,283百万円(前年度比4,324百万円増、220.8%増)、当期純利益は6,069百万円(同3,927百万円増、183.4%増)と、2期連続で最高益を達成しました。利益剰余金残高も7,612百万円となりました。
今後も首都圏新都市鉄道は、安全輸送の徹底と充実したサービスの提供、経営基盤の強化に取り組んでいく方針です。TX の利用者増加が続くことが期待されます。