列車内の犯罪抑止とセキュリティ向上のため、首都圏新都市鉄道が2024年度末までに実施
2024 年4月4日、首都圏新都市鉄道株式会社は、つくばエクスプレス(TX)の利用者の安全をさらに確保するため、2024年度末までに全車両(41編成246両)に車内防犯カメラを設置することを発表しました。
これまでTX-3000系(5編成30両)のみに設置されていた記録式カメラを、リアルタイムで映像を確認できる通信式カメラへと置き換えることで、列車内での犯罪や迷惑行為への迅速な対応が可能になります。
新たに導入される通信式カメラは、地上の総合指令所からリアルタイムで映像を閲覧できるため、万が一、トラブルが発生した際には、関係部署が素早く状況を把握し、対応にあたることができます。
これにより、TXを利用するお客さまには、より安全で安心してご利用いただける環境が提供されます。
また、首都圏新都市鉄道は、車内だけでなく駅での安全対策も強化。終日、駅や列車内での警備員による巡回警備を実施し、利用者の安全確保に努めます。
プライバシーの保護についても十分な配慮がなされ、記録映像は法令に基づく場合を除き、第三者への提供は行わず、社内でのみ利用されます。また、記録映像の閲覧は限定された社員のみに許可され、その利用目的も厳しく管理されることになっています。
つくばエクスプレスの利用者には、車内に掲出されるステッカーによって、防犯カメラの設置が周知されます。
この取り組みにより、TXの利用者が日々の通勤や移動をより安心して行えるようになることを期待しています。