埼玉県警草加署は、一連のコンビニ送金詐欺事件に関連して、東京都中野区上高田3丁目の自称自営業の男(56歳)と中野区松が丘2丁目の無職の男(49歳)を電子計算機使用詐欺および窃盗の疑いで逮捕したと発表。埼玉新聞社が報じました。
この事件は昨年11月10日に起きたもので、八潮市内のコンビニエンスストアにおいて、同市の68歳の女性が市役所の職員を装った者から「還付金がある」との電話を受け、ATMを操作して不正に送金させられたものです。犯人たちは他人名義のキャッシュカードを使用し、東京都台東区内の別のコンビニエンスストアのATMから合計49万8千円を引き出していました。
被害に遭った女性は、送金後に詐欺を疑い、警察に相談。警察は防犯カメラの映像などを精査し、犯人グループを特定しました。今回の逮捕は、この精査作業の結果、実施されたものです。
埼玉県警は、この事件を契機に市民への警戒呼びかけを強化しています。特に高齢者を狙った詐欺が後を絶たない中、市役所や金融機関からの突然の還付金や送金要求には十分注意し、不審に思った場合はすぐに警察へ相談するよう促しています。